Hankook Tire Co., Ltd. [ハンコックタイヤ(株)] 2010年12月期の動向
ハイライト
2010年12月期のハイライト
業績 (単独) | (単位:百万ウォン) |
- | 2010年 12月期 |
2009年 12月期 |
増減率 | 備考 |
売上高 | 3,354,415 |
2,811,860 | 19.3% | 国内で超高性能(UHP)タイヤの売上が増加したほか、輸出も好調が継続。 |
営業利益 | 368,392 |
348,445 | 5.7% | - |
当期純利益 | 427,434 |
350,886 | 21.8% | - |
受注
-FordFordに「Optimo H426」タイヤを納入する。クロスオーバーSUV「Lincoln MKT」(2011年モデル)が対象で、サイズは255/45R20V。同社は1999年にFord向けOEタイヤの供給を開始した。2009年には 「Lincoln MKT」北米モデルに19インチタイヤが採用されている。ハンコックタイヤが20インチのタイヤを北米カーメーカーに納入するのは、今回が初めてとなる。(2010年6月22日付プレスリリースより)
生産
-ハンガリーハンガリー工場の新生産棟が操業を開始したと発表。2011年下半期に本格稼動を迎えると、生産能力が年産12百万本となり、現在の2倍以上に拡大する。 ハンコックタイヤはこの新拠点に230百万ユーロを投資しており、ハンガリー工場への累計投資額は550百万ユーロに達した。この拠点では乗用車・ SUV・小型トラック用タイヤを生産し、欧州およびCIS向けに供給している。(2010年11月17日付プレスリリースより)
2010年1月、ハンガリー工場におけるタイヤ生産本数が1,000万本を突破したと発表。同工場は2007年6月に稼動開始し、現代自動車「i30」や Volkswagen「T5」などにタイヤを供給している。現在の生産能力は年間500万本で、同社は2012年までに年産1,000万本体制を整える計 画。(2010年1月28日付プレスリリースより)
開発動向
研究開発体制
拠点 | 所在地 |
中央研究所 (Main R&D Center) |
韓国 大田(Daejeon)市 |
Akron Technical Center | 米国 オハイオ州 |
China Technical Center (CTC) |
中国 浙江省 嘉興(Jiaxing)市 |
Europe Technical Center (ETC) |
ドイツ ハノーバー |
Japan Technical Liaison office (JTC) |
日本 大阪府 |
研究開発費 (単独) |
(単位:百万ウォン) |
- | 2010年12月期 | 2009年12月期 | 2008年12月期 |
金額 | 99,348 | 95,269 | 85,846 |
対売上高比率 | 3.0% | 3.4% | 3.2% |
設備投資
設備投資額
-2010年12月期は生産能力拡大等に、計183,771百万ウォンを投資。
-2011年12月期は計321,594百万ウォンの投資を予定。これには生産設備の新設・増設のための51,311百万ウォンが含まれる。
投資計画
-インドネシア3億5,300万米ドルを投資し、インドネシアBekasiに新工場を建設すると発表。乗用車用タイヤおよびトラック・バス用タイヤを生産し、その50%以上を北米市場向けに供給する。2011年の第3四半期に建設着工し、2014年9月に完成の予定。年間600万本のタイヤを生産する。なお、工場面積は 640万平方フィート。現在、同社は世界に5つの生産拠点を保有。さらに2010年11月には、中国に新工場を建設する計画を発表した。2014年まで に、全世界の年産能力が1億本に達すると見込んでいる。 (2010年12月22日付プレスリリースより)
-中国
954百万米ドルを投資し、中国の重慶に新工場を建設すると発表した。同社にとって中国で3つ目、全世界で6つ目の生産拠点となる。2011年の第1四半期に着工し、2015年末に完工の予定。乗用車用タイヤおよびトラック・バス用タイヤを年間合計で1,150万本生産し、毎年10億米ドルの売上を見込んでいる。同社のタイヤ年産能力は現在8,700万本。重慶新工場の完成により、年産1億本体制を備えることになる。(2010年11月23日付プレスリ リースより)