業績	(単位：百万米ドル)

	2012年 9月期	2011年 9月期	増減率 (%)	要因
全体
売上高	13,282	13,778	(3.6)	-
営業利益	1,518	1,687	(10.0)	-
輸送ソリューション部門
売上高	6,007	5,629	6.7	1)
営業利益	847	848	(0.1)	-

要因
1) 輸送ソリューション部門
-2012年9月期の自動車市場において、同社は本業の成長で前年比6.5%増を達成した。アジア・太平洋市場で15.1%および米州市場で11.1%の伸びを見せたが、一部、欧州・中東およびアフリカ地域 (EMEA) 市場で1.2%減少した。アジア・太平洋市場のプラス要因は、自動車生産量の増加および日本の大震災からの復調が挙げられる。2011年9月期における大震災が、同社の自動車市場の売上に与えた影響は38百万ドルと推定。米州市場では南米市場が軟調に推移したが、北米での生産量の増加が南米市場をカバーした。欧州・中東およびアフリカ地域市場は欧州の金融危機の先行きが不透明なことを受け、生産量が減少した。

買収

-フランスのコネクターメーカーDeutsch Group SASの買収が完了したと発表。買収金額は15.5億ユーロ (約20.5億米ドル)。今回の買収により、同社は産業・商業輸送、航空宇宙、防衛、鉄道などの市場において、顧客対応力の強化が可能になる。なお、Deutsch Groupは今後、同社の輸送ソリューション部門に属する予定。(2012年4月3日付プレスリリースより)

研究開発体制

-約7,400名のスタッフが研究、開発、エンジニアリングに従事。

 

研究開発費

(単位：百万米ドル)

	2012年9月期	2011年9月期	2010年9月期
全体	595	593	461
-輸送ソリューション部門	233	217	187

-過去3年間に開発された製品改良を含む新製品が2012年9月期の売上高に占める割合は約24%。

設備投資額

(単位：百万米ドル)

	2012年9月期	2011年9月期	2010年9月期
全社	533	574	380
-輸送ソリューション部門	317	295	206

海外投資

<日本>
-2011年12月、タイコエレクトロニクスジャパンは静岡県掛川市の新工場建設予定地で起工式を行った。社長を始めとした同社経営陣のほか、掛川市長ら地元関係者など約60人が式典に出席。新工場は2013年1月に稼働し、電気自動車やハイブリッド車向けのコネクターなどの開発から生産までを一貫して行う。環境負荷が低く高効率な運営を目指すとともに、顧客との共同開発拠点としても位置づけ、開発のスピードアップを図る。