Tyco Electronics 2007年9月期の動向
ハイライト
業績
-2007年9月期、同社は中国で16億米ドル、東欧で937百万米ドル、インドで168百万米ドルの売上を記録。同社はこれら新興市場にて、販売・マーケティング・エンジニアリング・生産能力を拡大中。
スピンオフ
-2007年6月29日、同社はTyco Internationalより正式に分離独立。
事業売却
2007年9月期、パワーシステム事業の売却が承認される。
(単位: 百万米ドル) |
2007 9月期 |
2006年 9月期 |
増減率 | 備考 |
全体 |
||||
売上高 | 13,460 | 12,300 | 9.4% | -海外市場での高成長、海底通信システム事業の好業績による。 -自動車関連の売上が全体の30%を占める。 |
営業利益 | 753 | 1,448 | (48.0%) | -主として集団訴訟の和解、拠点の再編成、Tyco Internationalからの分離独立に関わる費用が不利に働く。 |
純利益 |
(554) | 1,193 | - | - |
電子部品 | ||||
売上高 | 10,111 | 9,386 | 7.7% | -米国の住宅、自動車分野で低迷したが、 主な海外市場で高い成長、携帯電話や家電向け部品のシェア拡大により増収。 -自動車関連の売上が全体の39%を占める。(2006年9月期は38%) |
営業利益 | 1,339 | 1,404 | (4.6%) | - |
ワイヤレスシステム | ||||
売上高 | 887 | 874 | 1.5% | -通信インフラ用能動部品の需要が低迷するも、公共安全向けおよび自動車向け製品が成長。 |
営業利益 | 77 | (239) | - | - |
-2007年9月期、同社は中国で16億米ドル、東欧で937百万米ドル、インドで168百万米ドルの売上を記録。同社はこれら新興市場にて、販売・マーケティング・エンジニアリング・生産能力を拡大中。
スピンオフ
-2007年6月29日、同社はTyco Internationalより正式に分離独立。
事業売却
2007年9月期、パワーシステム事業の売却が承認される。
開発動向
研究開発体制
8,000名を超えるスタッフが研究、開発、エンジニアリングに従事。
研究開発費用
研究開発活動
売上高に対して、前年度に開発された製品の売上が占める割合を高めていく方針。2006年9月期に開発された製品の場合、2007年9月期の売上に占める割合は15%。
8,000名を超えるスタッフが研究、開発、エンジニアリングに従事。
研究開発費用
(単位:百万米ドル) | 2007年9月期 | 2006年9月期 | 2005年9月期 |
全体 | 520 | 467 | 424 |
- 電子部品 | 341 | 302 | 286 |
- ワイヤレスシステム | 99 | 92 | 82 |
- その他 | 80 | 73 | 56 |
研究開発活動
売上高に対して、前年度に開発された製品の売上が占める割合を高めていく方針。2006年9月期に開発された製品の場合、2007年9月期の売上に占める割合は15%。
設備投資
設備投資額
高コスト国から低コスト国への生産移管、国内生産拠点の統合により、生産ネットワークの合理化を継続していく計画。この事業再編に関わる費用として、2008年9月期には130百万米ドル、2009年から2010年9月期にかけては250百万米ドルの発生が見込まれている。
(単位:百万米ドル) | 2007年9月期 | 2006年9月期 | 2005年9月期 |
金額 | 892 | 555 | 476 |
高コスト国から低コスト国への生産移管、国内生産拠点の統合により、生産ネットワークの合理化を継続していく計画。この事業再編に関わる費用として、2008年9月期には130百万米ドル、2009年から2010年9月期にかけては250百万米ドルの発生が見込まれている。