DURA Automotive Systems LLC. 2017年12月期の動向

近年の動向

業績

-2016年12月期の売上高は1,600百万ドル。

再編計画

-敏実集団は、合弁会社「嘉興敏德汽車零部件有限公司 [Jiaxing Dura Minth Automotive Parts Co., Ltd.]」の株式のうち、合弁相手Duraの持ち分である51%を56.42百万元で取得することでDuraと合意し、株式譲渡契約を結んだと発表した。取得手続き完了後、嘉興敏德汽車零部件有限公司は同社の完全子会社となる。(2015年12月31日付け会社公告より)

破産法第11条からの脱却と会社再建

-2008年6月、Chapter 11 (連邦破産法第11条に基づく会社更生法) から脱却したと発表。会社再建に向けた資金融資の確保やその他財務書類の提示などを含む同社再建計画をこのほど管轄下にあった連邦破産裁判所が承認したのを受け、正式にChapter 11から脱却したもの。同社は、破産裁判所の保護から抜けたのに伴い、新取締役人事を発表。(2008年6月27日付プレスリリースより)

-2008年10月、グループ組織を従来の地域別の7事業体から製品別の4部門に変更する再編計画を発表。以下は再編後、2009年1月以降の部門構成。

ケーブルシステム部門 (本部：米ミシガン州)：小型・大型車用コントロールケーブルの供給。拠点は、ドイツ、ルーマニア、チェコ、ポルトガル、米国、メキシコ、中国。
シフターシステム部門 (本部：独デュッセルドルフ)：オートマティック/マニュアル/シフトバイワイヤー式トランスミッションのシフト制御システムの供給。拠点は、ドイツ、ルーマニア、チェコ、フランス、ポルトガル、ロシア、米国、インド、中国。
ガラス&トリムシステム部門 (本部：米ミシガン州)：自動車用外装トリムシステムおよびウィンドウシステムの供給。拠点は、ドイツ、チェコ、米国、メキシコ、中国。
構造部品&セーフティーシステム部門 (本部：独プレテンベルグ)：車体骨格・構造部品、機械式安全装置の供給。拠点は、ドイツ、英国、チェコ、スロバキア、スペイン、メキシコ、米国、中国。

-米投資会社のPatriarch Partners, LLCは、部品メーカーのDURA Automotive Systems LLC (ミシガン州) を買収すると発表した。1億2500万ドルを上限に投資し、過半数を取得して支配権を持つ。DURAは加工組み立て、構造ドアモジュール、ガラス、座席制御などを設計製造する独立系部品メーカー。2008年6月に米連邦破産法11条の適用を受け、再建された。Patriarcは関連企業にGlobal Automotive Systems, LLC (GAS) を保有しており、GASとDURAを企業統合する。統合した両社はDURAブランド名で運営する。(2009年12月16日付日刊自動車新聞より)

受賞

-Global Automotive Systems (GAS) は、カナダのオンタリオ州DundalkにあるMetal Systems部門の生産拠点が、GMより｢Supplier Quality Excellence Award｣を受賞したと発表。同拠点は、ロッカーパネルをはじめとするOE部品をGMのクロスオーバー車やSUV向けに納入している。なお、GASとDundalk拠点はDURA Automotive Systemsの傘下となっている。(2012年12月11日付プレスリリースより)

-2012年7月、米国テネシー州のLawrenceburg工場がFordより｢Silver World Excellence Award｣を受賞したと発表。同工場がこの賞を受賞するのは、今回で2年連続となる。このLawrenceburg工場は、Ford ｢Mustang Convertible｣、｢Expedition｣、｢Econoline｣、｢F150｣、｢Lincoln Navigator｣に新車組付用のウィンドウシステムを納入している。(2012年7月17日付プレスリリースより)

-Automotive News誌の「PACE Award」を製品部門で受賞。また、「PACE Innovative OEM Collaborator Award」をFordと共同受賞した。対象は両賞とも、「ヒーター機能付き電動リアウィンドウ (Heated Power Rear Sliding Window)」。この製品はピックアップトラック「F-150」に採用されている。(2010年4月13日付プレスリリースより)