Modine Manufacturing Company 2010年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万米ドル)
  2010年
3月期
2009年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 1,163.2 1,408.7 (17.4) -
営業利益 (20.2) (103.6) - -
アジアOE部門
売上高 32.2 17.4 85.1 -
欧州OE部門
売上高 469.3 597.3 (21.4) 1)
北米OE部門
売上高 412.9 499.5 (17.3) -
南米部門
売上高 117.6 136.4 (13.8) 2)

要因
1)
欧州OE部門
-2010年3月期の売上高が前年と比べ128百万ドル、21.4%減少したのは、主に中・大型トラックの売上が47%、農機や建機の販売数が46%落ち込んだことによる。

2)
南米部門
-2010年3月期の売上高は、ブラジルの商用車市場での販売数縮小により、18百万ドルの減少。為替差益の6百万ドルが一部相殺した。

受注

-インド法人Modine Thermal Systems Private LimitedがDaimler India Commercial Vehicles, Ltd.からパワートレイン冷却システムを受注したと発表。Daimlerがインド国内市場向けに供給する小/中/大型トラックに採用されたもの。生産は Chennai近郊にあるSriperumbudur工場で行う。(2009年11月18日付プレスリリースより)

 

事業再編

-北米における生産再編の一環として、今後6ヶ月から9ヶ月以内に米国ケンタッキー州のHarrodsburg工場を閉鎖すると発表。この工場はラジエー ター、熱交換器、HVACモジュールを製造し、商用車およびオフハイウェイ市場向けに供給している。今回の閉鎖に伴い、同工場の生産は北米の他工場に移管 する。(2009年10月22日プレスリリースより)

-自動車用HVACを扱う子会社Modine Korea LLCの株式100%を、KB Synthetics Co., Ltd.に14百万米ドルで売却する。KB Syntheticsは韓国のソウルに本拠を置く繊維メーカー。売却手続きは2009年12月中に完了する見通し。(2009年12月6日付プレスリリー スより)

開発動向

研究開発費

(単位:百万米ドル)
  2010年3月期 2009年3月期 2008年3月期
全社
56.9 73.2 85.8

研究開発体制

-効率の向上と開発コストの低減を図るため、研究・技術グループは特別なプロジェクトやシステムデザインで顧客と密接に関わり研究を実施。

-更に、米陸軍研究開発・エンジニアリング司令部との先進的バッテリー熱管理システム、廃熱回収システム、CO2ベースクライメートコントロールシステム の開発、EGRクーラー強化のための研究やテストなど政府のために開発した技術の商業的知的財産権保有など複合目的のプログラムを含む米国政府資金による プロジェクトに参加。

特許

-これまで世界で2,000件以上の特許を取得。

研究開発活動

-製品ポートフォリオの合理化と合わせて、現在のR&Dは主に企業独自のパワートレイン冷却、エンジン製品、商業HVAC製品分野の開発に焦点を当てている。

設備投資

設備投資額

(単位:千米ドル)
   2010年3月期  2009年3月期  2008年3月期
アジアOE部門 8,036 16,047 15,236
欧州OE部門 36,640 54,485 35,892
北米OE部門 12,919 25,949 25,064
南米部門 2,532 3,970 7,385
商用製品 1,871 2,157 1,595
共通 (1,922) - 6
設備投資費 - 継続事業 60,076 102,608 85,178
設備投資費 - 非継続事業 221 653 4,262
設備投資費合計 60,297 103,261 89,440