Bridgestone Americas 2008年12月期の動向
ハイライト
業績 | (単位:億円) |
2008年 12月期 |
2007年 12月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
売上高 | 14,030 | 14,980 | (6.3) | -円高の影響を受けたことなどにより、売上高は前年度比6.3%の減収。 |
営業利益 | 216 | 515 | (58.1) | -原材料価格の高騰などの影響を大きく受け、前年度比58.1%の減益。 |
受注
<トヨタ>
-トヨタ「RAV4 Sport」(2009年モデル)に「Dueler(TM)」ランフラットタイヤ(RFT) が採用。(2008年10月2日付プレスリリースより)
-トヨタのSUV「Land Cruiser」(2008年モデル)に「Dueler H/T D684 II」タイヤが採用された。対象サイズはP285/60R18 114V。(2008年4月10日付プレスリリースより)
-トヨタの次世代SUV「Highlander」に「Dueler H/L 400」タイヤが採用。(2008年1月10日付プレスリリースより)
<GM>
-「Potenza RE050A(TM)」タイヤを高級セダン「Cadillac STS」2009年モデルに納入。対象サイズは255/45R18 99Y。「V6」、「V8」のラグジュアリーパフォーマンスパッケージのオプションとして供給する。
-UHPタイヤ「Potenza」が「Pontiac G8」の2008年モデルに採用。(2008年2月27日付プレスリリースより)
<日産>
-「370Z」スポーツクーペ(2009年モデル)に「Potenza/RE050A」タイヤを標準装備として供給する。サイズは245/40R19 94W (フロント)、275/35R19 96W (リア)。(2008年11月20日付プレスリリースより)
-「Dueler(TM)」タイヤを2009年式「Infiniti FX」の2009年モデルに独占供給する。(2008年9月8日付プレスリリースより)
事業再編
-2008年10月の同社発表によると、2009年1月1日付で組織名称の変更を行う。主な変更は以下の通り。
-米州事業を統括する「Bridgestone Americas Holding, Inc.」(BSAH)は、「Bridgestone Americas, Inc.」 (BSAM)に社名変更。
-「Bridgestone Firestone North American LLC」(BFNT)は、「Bridgestone Americas Tire Operations, LLC」(BATO)に名称変更。
-「Bridgestone Firestone Latin American Tire Operations」(BFLA)は、BATO傘下の「Latin American Tire Division」となる。
-2008年12月、米国の乗用車・小型トラック(LT)用タイヤの生産体制を縮小する方向で検討に入ったと発表。米テネシー州の工場で生産している乗用・LTタイヤの生産を停止または大幅に縮小する。世界的な景気悪化を背景に米国における同タイヤの需要が減少している。同社ではすでに生産調整に入っているが、もう一段の見直しが必要であると判断した。ただ、乗用車とLTタイヤの生産停止が決定した場合でも、TB用タイヤに関してはラバーン工場で継続生産していくことにしている。(2008年12月3日付日刊自動車新聞より)
-2009年後半を目処に、米国インディアナ州ナッシュビルのばね工場を閉鎖すると発表。同工場ではOEMおよびアフターマーケット向けの自動車用空気ばね等を生産している。(2008年9月16日付プレスリリースより)