Sanluis Corporation S.A.B. de C.V. 2012年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万ドル)
  2012年
12月期
2011年
12月期
増減率 (%) 要因
連結
売上高 713.1 752.7 (5.3) 1)
EBITDA 91.3 94.8 (3.7) -
部門別売上
北米サスペンション 395 377 4.8 2)
南米サスペンション 195 290 (32.8) 3)
北米ブレーキ 124 96 29.2 4)

要因
1) 売上高
-2012年12月期の売上高は、前年比5%減少の713百万ドル。南米の売上が前年比32.8%と大きく減少したことが主な要因。一方で北米の売上は同12%増加。

2) 北米サスペンション
-2012年12月期の北米サスペンション事業の売上は、自動車産業の復調を受け前年比で4.8%の増加。

3) 南米サスペンション
-2012年12月期の同事業の売上高は、前年比32.8%の減少。環境規制の変更により、バス・トラック市場にマイナス影響が出たことが要因。

4) 北米ブレーキ
-2012年12月期のブレーキ事業の売上高は、前年比29.2%の増加。自動車産業の復調や、Ford・Chrysler・Volkswagen向けのブレーキ部品の量産開始が寄与。

開発動向

研究開発体制

-米国ミシガン州Plymouthのエンジニアリング・研究開発センターで研究開発を実施。また、製品開発ラボを以下拠点に保有:
  • メキシコ Coahuila州Piedras Negras
  • メキシコ Puebla州San Martin Texmeulcan
  • ブラジル Sao Paulo

製品開発

<2ピースローター>
-2012年、同社は新型2ピースローターを開発。ダクタイル鉄製ハットとねずみ鋳鉄製ブレーキプレートで構成され、この組み合わせにより最大18%の軽量化を実現し、熱耐性も強化された。同製品はChevrolet 「Corvette Stingray」2014年モデル、また2015年には2モデルの高性能車に採用される。

<軽量化技術>
-ブレーキおよびサスペンションシステムの重量を30%削減可能な素材と加工方法を開発。すでに各種検査を経ており、2013年生産車の受注を獲得している。

設備投資

設備投資額

(単位:百万メキシコペソ)
  2012年12月期 2011年12月期 2010年12月期
全社 281.0 210.3 159.5