DRB Holding Co., Ltd. [DRB東一(株)] 2013年12月期までの動向

ハイライト

近年のハイライト

業績 (単独)

(単位:百万ウォン)
2013年
12月期
2012年
12月期
増減率 (%) 備考
売上高 421,068 336,113 25.3 -
営業利益 33,906 27,917 21.5 -
当期純利益 30,256 29,877 1.3 -

会社分割

-会社分割によって産業用ゴムベルト事業を新会社に承継する計画を発表した。新設会社は東一ゴムベルト (株) の社名を使用する。また、既存の東一ゴムベルトは社名をDRB東一 (株) に変更する。会社分割は2012年10月1日付で行う。 (2012年5月31日付プレスリリースより)

子会社

<中国>
-2010年02月、「上海東一超星橡膠有限公司」(DRBSB) が、「北京東一超星銷售有限公司」(DRBBB) を吸収合併。
-2009年12月、子会社の「上海東一超星橡膠有限公司」(DRBSB) が、「青島東一超星銷售有限公司」(DRBQB) を吸収合併。
-2007年10月、上海に「上海東一超星橡膠有限公司」(DRBSB) を設立。ゴムベルトの販売を行う。

<米国>
-2009年4月、カリフォルニア州にEIG America, Inc. (EIGA) を設立。バッテリーの製造・販売を行う。

<日本>
-2008年8月、日本の福岡県に「Dongil Rubber Belt Japan Inc.」を設立。ゴムベルトの販売を行う。

受注

<現代自動車>
-2013年11月、北京現代自動車の中型セダン「Mistra」にウェザーストリップおよびグラスランチャネルを供給していると発表。この部品の生産は同社の中国・青島 (Qingdao) 工場で行う。(2013年11月29日付プレスリリースより)

-2013年11月、現代自動車が2013年11月に販売開始した新型「Genesis」にウェザーストリップを供給していると発表。この部品は同社の従来品に比べて重量の約15%軽量化に成功した。(2013年11月29日付プレスリリースより)

-2013年1月、現代自動車のSUV 「Santa Fe」で使用されるシーリング部品の全てを同社が供給していると発表した。これには、同社が今回初めて納入するパノラマサンルーフ用のシーリング部品も含まれている。(2013年1月4日付プレスリリースより)

-2013年1月、現代自動車のロシア工場で生産されている起亜ブランドのサブコンパクトカー「Rio」に、シーリング部品を供給していると発表した。(2013年1月4日付プレスリリースより)

<起亜自動車>
-2013年8月、起亜「Soul」の後継モデル (開発コードPS) 向けグラスランチャネルを受注したと発表。なお、このモデルは年間20万台の生産を計画している。(2013年8月28日付プレスリリースより)

-2013年2月、起亜自動車の小型MPV 「Carens」向けにグラスランチャネルを供給開始したと発表。「Carens」を生産する光州 (Gwangju) 第1工場向けに同社が納入を行うのは今回が初めて。また、これにより東一ゴムベルトは、現代・起亜が韓国国内で展開する17工場すべてに製品を供給することになる。(2013年2月4日付プレスリリースより)

-2013年1月、東風悦達起亜汽車の準中型セダン「K3」にガラスランチャンネルを納入していると発表。生産は中国子会社の青島東一胶帯有限公司[Qingdao Dongil Rubber Belt Co., Ltd]で行っている。(2013年1月4日付プレスリリースより)

<Tata>
-子会社のEIGは、Tataの電気自動車「Indica Vista EV」向けにリチウムイオンポリマー電池を納入する。Tataのノルウェー子会社Miljobil Grenland ASに対して、2010年4月までに13万5,000セル、2012年12月までに追加で200万セルを供給する計画。同社は今回の契約に伴い、新工場建設も含めた生産ラインの増設を行う。生産能力は2010年第1四半期までに年間70MWh、同年第4四半期までに200MWhを備えるとしている。EIGは忠清南道の天安 (Cheonan) 市に本拠を置く二次電池メーカー。同社は韓国の知識経済部 (Ministry of Knowledge Economy) による「PHEV20」開発プロジェクトに、現代自動車、LG化学、SB Limotiveとともに参加している。 (2009年10月26日付プレスリリースより)

受賞

-2013年2月、現代モービスから2012年の「最優秀サプライヤー賞」を受賞した。同社が納入する製品の品質や納期遵守の実績が高く評価されたもの。(2013年2月4日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発体制

-2013年12月31日現在、45名が研究開発活動に従事。
-1986年4月、本社が位置する釜山 (Busan) 市に研究所を設立。

研究開発費

(単位:百万ウォン)
2013年12月期 2012年12月期 2011年12月期
金額 5,999 2,013 4,940
対売上高比率 1.4% 1.4% 1.5%

近年の主な研究開発実績

研究課題 開発期間 研究結果 等
シルサイドウェザーストリップ開発 2003年07月~
2004年12月
-量産中 (2005年1月~)
-Green Tokaiに納入中
高負荷対応 バス用ベルト開発 2005年01月~
2005年12月
-起亜 「Grandbird」バスのファン駆動用ベルトとしてOE承認を取得
(2005年12月)
アンチピンチウェザーストリップ開発 2003年12月~
2006年10月
-起亜 「Grand Carnival」に納入中
(2005年12月~)

-現代 「Veracruz」に納入中
(2006年10月~)
EPDM (エチレンプロピレンゴム) 素材のVリブドベルト開発 2006年01月~
2006年12月
-約11,200本販売
(2005年12月~2006年12月)
微細発泡押出工程を利用した、自動車用ウェザーストリップの難燃TPV (動的架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマー) 素材の開発 2004年06月~
2007年08月
-低環境負荷型素材、軽量化素材の開発
TPV素材の国産化 2009年01月~
2009年06月
-売上高 約112百万ウォン

技術提携契約

相手先
(国名)
契約内容 契約期間
GDX Automotive
(米国)
技術導入製品を製造、使用、販売できるよう全技術情報を提供 2003年01月~
2007年12月
Sonneville Int'l Corp.
(米国)
技術導入製品を製造、使用、販売できるよう全技術情報を提供 2003年11月~
2008年10月