TPR (帝国ピストンリング) (株) 2010年3月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万円) |
2010年 3月期 |
2009年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 43,990 | 51,922 | (15.3) | - |
営業利益 | 1,974 | 1,818 | 8.6 | - |
経常利益 | 2,842 | 2,245 | 26.6 | - |
当期純利益 | 1,682 | 1,103 | 52.4 | - |
自動車関連製品事業 | ||||
売上高 | 35,370 | 38,422 | (7.9) | -上半期は前年同期比3割超の大幅減。新興国向けの輸出回復などを受け、在庫調整が急速に解消した下半期は全盛期の概ね8割程度まで受注が回復したが、上半期の落ち込みを吸収しきれず通期では減少。 |
営業利益 | 2,051 | 1,059 | 93.7 | - |
海外事業
<中国>
-中国安徽省でシリンダーライナーを生産する安慶帝伯格茨缸套有限公司を連結子会社にすると発表。同社が主導で技術・事業強化を実施、事業の拡大を進める。(2009年8月5日付日刊自動車新聞より)
>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)
2011年3月期の見通し |
(単位:百万円) |
2011年3月期 | 2010年3月期 | 増減 | |
売上高 | 50,700 | 43,990 | 6,710 |
営業利益 | 4,400 | 1,974 | 2,426 |
経常利益 | 5,100 | 2,842 | 2,258 |
当期純利益 | 2,700 | 1,682 | 1,018 |
開発動向
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2010年3月期 | 2009年3月期 | 2008年3月期 | |
全社 | 1,841 | 1,871 | 1,771 |
研究開発活動
自動車関連製品事業<パワートレイン部品>
ピストンリング
-超低フリクションリングの開発(高出力、低燃費対応)
-薄幅高機能オイルリングの開発(耐久性向上)
-ピストンリング革新的コストダウン製造ラインの構築(低価格対応)
シリンダライナ
-小型エンジン用小径超薄肉軽量、高熱伝導ライナの製品化(高出力、低燃費対応)
バルブシート
-高耐摩耗バルブシート材料の製品化(代替燃料対応)
<非パワートレイン部品>
焼結機械部品
-ショックアブソーバー、カップリング部品の精度改善および高強度化工法の開発
研究開発の基盤整備
-単体機能評価試験、エンジン実機評価設備の整備拡充
-シミュレーションシステム構築
-設計開発支援システム構築(ピストンリング)
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2010年3月期 | 2009年3月期 | 2008年3月期 | |
全社 | 2,003 | 5,429 | 4,892 |
自動車関連製品事業 | 1,973 | 5,191 | 4,099 |
-自動車関連製品事業においては、ピストンリング、シリンダライナの海外新興市場への生産能力増強とコストダウンのための合理化投資を中心に設備投資を実施。
設備の新設および改修(自動車関連製品事業)
(2010年3月31日現在)
会社名 事業所名 |
所在地 | 設備の内容・ 目的 |
投資予定 金額 (百万円) |
着手予定 年月 |
完了予定 年月 |
完成後の 増加能力 |
本社長野工場 | 長野県 岡谷市 |
ピストンリング生産設備・研究開発等 | 774 | 2010年 4月 |
2011年 3月 |
生産能力に影響を及ぼさない |
本社岐阜工場 | 岐阜県 可児市 |
焼結製バルブシート生産設備・研究開発等 | 86 | 2010年 4月 |
2011年 3月 |
生産能力に影響を及ぼさない |
テーピ工業(株) | 山形県 寒河江市 |
シリンダライナ生産設備等 | 506 | 2010年 4月 |
2011年 3月 |
生産能力に影響を及ぼさない |