帝国ピストンリング 2008年3月期の動向
ハイライト
業績 | (単位:百万円) |
2008年 3月期 |
2007年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 58,127 | 52,307 | 11.1 | - |
営業利益 | 6,763 | 5,272 | 28.3 | - |
経常利益 | 7,137 | 5,849 | 22.0 | - |
当期純利益 | 3,884 | 2,751 | 41.2 | - |
自動車関連製品事業 | ||||
売上高 | 44,834 | 39,383 | 13.8 | <ピストンリング事業> 国内、北米及び中国における生産、販売の拡大とアフターマーケット市場の回復基調に伴い好調に推移。 <シリンダライナ事業> 自動車軽量化の一環として、引き続きエンジンブロックのアルミ化が進行中で、これに伴い独自開発のアルミブロック用外周鋳肌ライナ(製品名:アズロック)の需要が拡大。 <焼結事業> 国内需要はほぼ横這いとなったが、中国拠点での生産販売は引続き好調で、順調な業績を確保。 <アルミ事業> 2輪車向けアルミホイールの売上が順調に伸長、収益改善の成果が現われ、黒転。 |
営業利益 | 5,313 | 3,946 | 34.6 |
海外事業
<インド>
-シリンダーライナーの新生産販売拠点を設立。
>>>詳細は、設備投資へ
売却
<中国>
-大連伯新特鋼製品有限公司 (略称:DBX)の株式を売却すると発表。DBXは、中国で特殊合金材料の加工、製造、販売を行っている。同社は2006年9月大連市に設立した合弁会社DBXに資本参加したが、今般海外事業戦略の見直しを行い、同社出資分(34.8%)を売却することとした。売却先は、DBXの出資パートナーである安慶環新集団有限公司。(2008年3月21日付プレスリリースより)
開発動向
-2008年3月期の研究開発費総額 1,771百万円
開発の主な成果(自動車関連製品事業)
①エンジン部品
Ⅰ ピストンリング
-超低フリクションリングの開発。(高出力、低燃費対応)
-薄幅高機能オイルリングの開発。(耐久性向上)
-ピストンリング革新的コストダウン製造ラインの構築。(低価格対応)
Ⅱ シリンダライナ
-超薄肉軽量、高熱伝導ライナの開発。(高出力、低燃費対応)
Ⅲ バルブシート
-高耐摩耗バルブシート材料の開発。(代替燃料対応)
②その他の製品
Ⅰ アルミ製品:バイク用アルミホイール用新鋳造方案構築及び設備導入実施。
Ⅱ 焼結機械部品:ショックアブソーバー、カップリング部品の精度改善及び高強度化工法の開発。
研究開発の基盤整備
①単体機能評価試験、エンジン実機評価設備の整備拡充。
②シミュレーションシステム構築の推進。
③設計開発支援システム構築取り組み。(ピストンリング)
開発の主な成果(自動車関連製品事業)
①エンジン部品
Ⅰ ピストンリング
-超低フリクションリングの開発。(高出力、低燃費対応)
-薄幅高機能オイルリングの開発。(耐久性向上)
-ピストンリング革新的コストダウン製造ラインの構築。(低価格対応)
Ⅱ シリンダライナ
-超薄肉軽量、高熱伝導ライナの開発。(高出力、低燃費対応)
Ⅲ バルブシート
-高耐摩耗バルブシート材料の開発。(代替燃料対応)
②その他の製品
Ⅰ アルミ製品:バイク用アルミホイール用新鋳造方案構築及び設備導入実施。
Ⅱ 焼結機械部品:ショックアブソーバー、カップリング部品の精度改善及び高強度化工法の開発。
研究開発の基盤整備
①単体機能評価試験、エンジン実機評価設備の整備拡充。
②シミュレーションシステム構築の推進。
③設計開発支援システム構築取り組み。(ピストンリング)
設備投資
-2008年3月期は、生産能力増加のための設備導入および生産設備の合理化等を中心に、耐震等環境対策用の投資も含め4,892百万円の設備投資を実施。
-自動車関連製品事業においては、ピストンリング、シリンダライナの生産能力増強とコストダウンのための合理化投資を中心に4,099百万円の設備投資を実施。
-その他製品事業においては、生産設備の効率化、維持更新など792百万円を実施。
海外投資
<インド>
-インドにおける自動車エンジン製造の現地化に伴う需要増に対応するため、2007年11月(予定)、同国にシリンダーライナーの新生産販売拠点を設立す ると発表。子会社の商号(仮称)はTPR Autoparts (India) Private Ltd.で、資本金は12億円相当インデイアンルピー (予定)で、TPRの全額出資。総投資額は19億円。鋳鉄製シリンダーライナーの製造・販売を行い、2010年には売上高12億円を見込む。2009年7 月に生産開始予定。(2007年10月22日付プレスリリースより)
設備の新設(自動車関連製品事業)
施設の改修(自動車関連製品事業)
-自動車関連製品事業においては、ピストンリング、シリンダライナの生産能力増強とコストダウンのための合理化投資を中心に4,099百万円の設備投資を実施。
-その他製品事業においては、生産設備の効率化、維持更新など792百万円を実施。
海外投資
<インド>
-インドにおける自動車エンジン製造の現地化に伴う需要増に対応するため、2007年11月(予定)、同国にシリンダーライナーの新生産販売拠点を設立す ると発表。子会社の商号(仮称)はTPR Autoparts (India) Private Ltd.で、資本金は12億円相当インデイアンルピー (予定)で、TPRの全額出資。総投資額は19億円。鋳鉄製シリンダーライナーの製造・販売を行い、2010年には売上高12億円を見込む。2009年7 月に生産開始予定。(2007年10月22日付プレスリリースより)
設備の新設(自動車関連製品事業)
会社名・ 事業所名 (所在地) |
設備の内容・ 目的 |
投資予定 金額 (百万円) |
着手予定 年月 |
完了予定 年月 |
完成後の 増加能力 |
本社長野工場 | ピストンリング生産設備 | 1,087 | 2008年4月 | 2009年3月 | 3%増加 |
本社岐阜工場 | 焼結製バルブシート生産設備等 | 41 | 2008年4月 | 2009年3月 | 10%増加 |
テーピ工業(株) | シリンダライナ生産設備 | 400 | 2008年4月 | 2009年3月 | 10%増加 |
施設の改修(自動車関連製品事業)
会社名・ 事業所名 (所在地) |
設備の内容・ 目的 |
投資予定 金額 (百万円) |
着手予定 年月 |
完了予定 年月 |
完成後の 増加能力 |
長野工場 | ピストンリング生産設備の合理化 | 1,223 | 2008年4月 | 2009年3月 | 生産能力に影響を及ぼさない |
岐阜工場 | 焼結製バルブシート生産設備等の合理化 | 282 | 2008年4月 | 2009年3月 | |
テーピ工業㈱ | シリンダライナ生産設備の合理化 | 1,000 | 2008年4月 | 2009年3月 |