重型トランスミッション生産量世界第１位
-2007年、同社の重型トランスミッション年産量が43万台に達し世界第1位となった。中でも自主開発の12シフト、16シフト新型オールシンクロメッシュ、ツインカウンターシャフトトランスミッションは月間6000台の売上を達成し(輸出は月平均1000台)、同社の新しい主力商品となった。

陝西法士特歯輪有限責任公司 (Shaanxi Fast Gear Co., Ltd.)の筆頭株主変更
-2007年4月、中国の大手エンジンメーカー濰柴動力股份有限公司（Weichai Power Co., Ltd.） が湘火炬汽車集団(Torch Automobile Group) を吸収合併し、同社と湘火炬汽車集団が2001年に設立したトランスミッション生産会社「陝西法士特歯輪有限責任公司 (Shaanxi Fast Gear Co., Ltd.)」の筆頭株主(出資比率51%)となった。

事業提携
-2007年8月、同社は北京で「包頭北方奔馳重型汽車有限責任公司 (Baotou North-Benz Heavy-Duty Truck Co., Ltd.)」と戦略的提携枠組み合意の調印式を行った。双方は今後研究開発と技術サービスの分野において全面的な提携を行う計画。

Eatonとの合弁契約の解消
-2007年、同社と米Eatonは両社が2004年に合弁で設立したトランスミッション生産会社「伊頓法士特歯輪(西安)有限公司(Eaton Fast Gear (Xi'an) Co., Ltd.)」の合弁契約を解消し同合弁会社を解散した。
　同社は1984年にEatonのFullerツインカウンターシャフトトランスミッションの生産技術を導入、その後もEatonとの技術協力関係を模索してきたが、自主開発能力の増強を望む同社とEaton側との方針が折り合わず、合弁を解消することとなった。

<製品開発>
-2007年、同社は重型車用AMT開発を推進、このプロジェクトは国家863計画(中国が進めるハイテク技術開発計画)に組み入れられている。

<研究開発体制>
-売上高の約5%を研究開発に投資。
-研究開発人員は約500名(2007年12月時点)。

研究開発施設

名称

歯輪伝動研究所 (Gear & Driveline Research Institute)

工芸研究所 (Processing Research Institute)

製品試験室 (Product Test Labs)

テストコース (Multi-condition truck test road)

建設中の研究開発施設

名称	内容
陝西省法士特汽車伝動工程技術研究中心(Shaanxi Fast Auto Drive Engineering Technology Reserch Center)	-吉林大学及び陝西工業技術研究院と共同で設立。

主な設備投資

プロジェクト	投資予定額	進捗状況
宝鶏市蔡家坡の自動鍛造生産ライン建設	4億元	ほぼ完了 (2007年12月時点)
陝西省法士特汽車伝動工程技術研究中心(Shaanxi Fast Auto Drive Engineering Technology Reserch Center)の建設。	6億元	建設中 (2007年12月時点)