三ツ星ベルト (株) 2010年3月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万円) |
2010年 3月期 |
2009年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 45,267 | 53,867 | (16.0) | - |
営業利益 | 1,594 | 2,480 | (35.7) | - |
経常利益 | 1,539 | 2,132 | (27.8) | - |
当期純利益 | 661 | 182 | 262.5 | - |
ベルト事業 | ||||
売上高 | 38,414 | 45,664 | (15.9) | -自動車用ベルトは、自動車生産台数が緩やかな回復傾向にあるものの、景気後退以前の水準まで回復していないこともあり、日本と米国で新車組み込みライン用ベルトが低調に推移したこと等。 |
営業利益 | 3,747 | 4,271 | (12.3) | - |
事業再編
-自動車用伝動ベルトなどを対象としてバリエーション半減に取り組んでいた製品統合計画を2009年秋に完了した。自動車市場の低迷に伴う損失を管理品目削減による合理化効果によってカバーし、収益力の強化に結びつける。同社は2009年10月に名古屋工場(愛知県小牧市)の主要生産品目を四国工場(香川県さぬき市)に移管、集約するとともに四国工場に物流棟を新設、生産、物流両面の効率化に踏み切った。こうした体制に加え、製品群を集約することによってロスを排除し、中長期の競争力を高めていく。(2009年11月30日付日刊自動車新聞より)開発動向
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2010年3月期 | 2009年3月期 | 2008年3月期 | |
全社 | 2,029 | 2,189 | 2,211 |
ベルト事業 | 1,388 | 1,411 | 1,465 |
研究開発体制
-研究開発本部、各事業部の設計・開発部門ならびに各子会社の開発部門との連携により推進。-大学や研究機関との共同研究、並びに他社との共同開発を密接な連携・協力のもとに推進し、先進技術の研究開発を進めている。
研究開発活動
ベルト事業-樹脂とゴムの特長を生かした無段変速機用ベルト
-オートテンショナーの採用拡大
-高度な材料設計と構造設計からなる発音対策リブベルト
-高負荷・高位置決め精度に対応した高剛性タイミングベルトシリーズ
-エンジン設計の自由度を拡張するラバーバックリブベルト
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2010年3月期 | 2009年3月期 | 2008年3月期 | |
全社 | 3,073 | 4,507 | 2,996 |
ベルト事業 | 2,961 | 4,241 | 2,671 |
ベルト事業
-四国工場の建屋及びベルト製造設備に1,038百万円。
-綾部事業所の試験研究設備に72百万円。
-海外工場のベルト製造設備増強に718百万円。
主な設備の新設
(2010年3月31日現在)
会社名 事業所名 (所在地) |
部門 | 設備の内容、目的等 | 投資予定 総額 (百万円) |
着手 | 完了 予定 |
四国工場 (香川県さぬき市) |
ベルト | 工場内環境整備 | 322 | 2008年 12月 |
2010年 8月 |
ベルト | ベルト製造設備の充実 | 52 | 2010年 4月 |
2011年 7月 |
|
神戸事業所 (神戸市長田区) |
ベルト | ベルト製造設備の充実 | 75 | 2009年 6月 |
2010年 6月 |
綾部事業所 (京都府綾部市) |
ベルト | 試験研究設備の充実 | 52 | 2009年 6月 |
2010年 6月 |
ベルト | 試験研究設備の充実 | 79 | 2010年 8月 |
2011年 6月 |