(株) 安永 2012年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
  2012年
3月期
2011年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 36,314  36,445 (0.4) -
営業利益 1,175  2,770 (57.6) -
経常利益 1,055  2,494 (57.7) -
当期純利益 882  1,728 (49.0) -
エンジン部品事業
売上高 25,085  25,635 (2.1) -東日本大震災およびタイの洪水による影響は、その後の自動車メーカーの挽回生産によって最小限にとどまったものの、新規ラインの立ち上げ費用および修繕費の増加等が影響し、減益。
営業利益 1,201  1,749 (31.3)

海外事業

<韓国>
-同社は、近く生産拠点が完成する韓国で、エンジン部品の受注活動を強化する。これまで韓国向け製品は日本国内で生産していたが、新拠点の稼働を機に輸入分の全量を現地生産に切り替える。現地生産によりコスト競争力を一層強め、従来の主要供給先であるGMコリア(旧GM大宇自動車技術)を軸に、北米を中心に完成車の輸出が堅調な現地メーカー向けにシリンダーヘッドなどのエンジン部品の拡販を目指す。新拠点は、全羅北道・益山市に約15億円を投じ建設。8万2千平方メートルの敷地に第1期工事として2万1千平方メートルの工場建屋が近く完成。同社の国内・海外を含めた生産拠点で最大の工場となる。竣工後はテスト生産などを経て秋にも出荷を開始する予定で、シリンダーヘッドやブロック、コネクティングロッドなどを生産する。(2012年3月21日付日刊自動車新聞より)



開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
  2012年3月期 2011年3月期 2010年3月期
全社 563 407 327

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
  2012年3月期 2011年3月期 2010年3月期
全社 4,040 1,519 1,322
エンジン部品事業 3,219 1,109 1,093

エンジン部品事業
-本社工場、西明寺工場、ゆめぽりす工場、名張工場、キャスティング工場、P.T. Yasunaga Indonesia等において、新機種受注等に伴う製造設備の取得、改造を目的として、機械装置および工具器具備品等の設備投資を実施。

海外投資

<韓国>
-韓国の完全子会社Yasunaga Korea Co., Ltd.が全羅北道の益山 (Iksan)市に新工場を建設すると発表した。投資額は約15億円で、工場面積は21,540平方メートル。韓国自動車メーカー向けに、シリンダーヘッド、シリンダーブロック、コネクティングロッドなどのエンジン部品を生産する。2011年9月に着工し、2012年4月に竣工の予定。(2011年7月12日付プレスリリースより)

設備の新設 (エンジン部品事業)

事業所 設備の内容 投資
予定総額
(百万円)
着手 完了
予定
完成後の
増加能力
ゆめぽりす工場
(三重県伊賀市)
エンジン部品生産設備 737 2011年
7月
2012年
4月
生産能力24%
韓国安永 エンジン部品設備 1,077 2011年
9月
2012年
3月
-