(株) メタルアート 2014年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
  2014年
3月期
2013年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 27,238 25,707 6.0 -
営業利益 2,213 1,588 39.4 -
経常利益 2,200 1,650 33.3 -
当期純利益 1,384 1,014 36.5 -
自動車部門
売上高 19,125 18,200 5.1 -タイ向けの減産影響があったが増収。

国内事業

ダイハツの九州生産拡大に対応
-九州の生産拠点に精密鍛造プレス機を導入し、2014年1月に稼働させる。これまでは鍛造粗材を滋賀県の本社工場から送っていたが、九州での生産量の増加に伴い、鍛造から機械加工までの一貫生産体制を構築する。同社は国内の自動車生産が減少傾向にあることを踏まえ、鍛造だけでなく機械加工まで行う完成品ビジネスの拡大を図っている。主要取引先のダイハツ工業が九州での生産を拡大しており、生産体制を拡充して需要の増加に対応する。(2013年9月11日付日刊自動車新聞より)

海外事業

<インドネシア>
Astra Otopartsと合弁設立
-同社とAstra Otopartsは、自動車メーカー向けにクランクシャフト、ギア、コンロッドなど鍛造部品を生産する合弁会社を設立することで合意した。インドネシアWest Javaのカラワン工業団地 (KIIC) に面積3.2ヘクタールの工場を建設する。新会社「PT. Metalart Astra Indonesia」の資本金は45.3百万ドルで、出資比率はメタルアートが70%、Astra Otopartsが30%。工場は2014年7月に量産を開始する予定で、生産量は2014年に約6万ユニット、2017年には8.7百万ユニットに達する見込み。(2013年9月4日付プレスリリースより)

-インドネシアの西ジャワ州カラワン県に鍛造品の製造・販売子会社「PT. Metalart Indonesia (仮称)」を設立すると発表した。工場敷地面積は32,000平方メートルで、設備投資額は約37億円の見込み。従業員約65名を雇用し、2014年9月に稼動を開始する予定。(2013年5月10日付プレスリリースより)

>>>次年度業績予想 (売上、営業利益等)

2015年3月期の見通し

(単位:百万円)
  2015年3月期
(予想)
2014年3月期
(実績)
増減率
(%)
売上高 25,500 27,238 (6.4)
営業利益 1,770 2,213 (20.0)
経常利益 1,790 2,200 (18.6)
当期純利益 1,100 1,384 (20.5)

開発動向

研究開発活動

-デジタルエンジニアリングを進化させ、設計・型製作の期間短縮や金型の長寿命化に取り組んでいる。
-冷間鍛造や複合精密鍛造の技術開発に注力し、高品質・高精度化に加え、鍛造から機械加工完品までを行う完成部品メーカーにシフトし付加価値の高い製品供給に取り組む。

技術供与契約

(2014年3月31日現在)
契約会社名 国名 技術の種類 契約期間
PT. Menara Terus Makmur インドネシア 鍛造品の製造技術 1996年10月 -
(自動継続)

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
2014年3月期 2013年3月期 2012年3月期
全社 3,429 1,321 1,287

-新設したPT. Metalart Astra Indonesiaに設備投資を実施。

設備の新設計画

(2014年3月31日現在)
会社名
事業所名
所在地 設備の
内容
投資予定
金額
(百万円)
着手 完了
PT. Metalart Astra Indonesia インドネシア
カラワン県
自動車部品鍛工品製造設備 3,700 2013年
6月
2014年
9月