スタンレー電気 (株) 2011年3月期の動向
ハイライト
業績 |
（単位：百万円） |
| 2011年 3月期 |
2010年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
| 全社 | ||||
| 売上高 | 248,081 |
238,888 | 3.8 | - |
| 営業利益 | 29,902 | 24,336 | 22.9 | - |
| 経常利益 | 32,579 | 26,045 | 25.1 | - |
| 純利益 | 17,112 | 17,128 | (0.1) | - |
| 自動車機器事業 | ||||
| 売上高 | 172,533 | 157,308 | 9.7 | - |
| 営業利益 | 24,663 | 18,345 | 34.4 | -「生産革新活動」による生産性向上、原価低減等により増益。 |
2012年3月期の業績予想 |
（単位：百万円） |
| 2012年3月期予想 | 2011年3月期実績 | 増減率(%) | |
| 売上高 | 250,000 | 248,081 |
0.8 |
| 営業利益 | 31,000 | 29,902 | 3.7 |
| 経常利益 | 34,000 | 32,579 | 4.4 |
| 当期純利益 | 17,500 | 17,112 | 2.3 |
第IV期中期3ヶ年経営計画（2010年4月 - 2013年3月）
| 1. キャッシュフロー経営の強化 | -生産革新活動をさらに進化させるとともに、すべてのビジネスプロセスにおいても徹底したコスト削減とリードタイムの短縮をはじめとした、グループをあげてのプロセス革新への取り組みを推進。 -グループの体制としては、事業部・機能部門・地域（拠点）の３つの軸が連携する｢３次元グループマトリクス経営｣を採用。 |
| 2. 新事業創出の基盤確立 | -顧客への提供価値の向上を図る。 -あらゆる社員が新製品・新事業創出を考える「全社イノベーション」の気風を定着させ、世界最高レベルの光関連技術の保持・向上に積極的に取り組む。 |
>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)
開発動向
研究開発費 |
（単位：百万円） |
| 2011年3月期 | 2010年3月期 | 2009年3月期 | |
| 全社 | 4,983 |
3,586 | 4,087 |
| 自動車機器事業 | 1,634 |
1,092 | 1,635 |
研究開発活動
1.オプトエレクトロニクス分野-高出力白色ＬＥＤ
-高出力赤色／赤外ＬＥＤ
-高速高感度イメージセンサー
2.ディスプレイ分野
-超高コントラストLCD
-光マイクロスキャナ
-ディスプレイ駆動回路
3.光源・照明分野
-自動車用照明機器
-冷陰極型蛍光ランプ（CCFL）
-LED道路照明・屋内照明及び駆動電源
-液晶表示用面光源ユニット
4.ソフトウェア分野
-配光シミュレーション
-光学デバイス最適形状設計ツール
5.材料・加工技術等の開発等
6.上記デバイスや技術を総合化した応用製品
研究開発成果
-テールランプなどに使用する自動車用LEDランプの寿命改善と光量増大を両立する新技術を開発した。通電によって反射板の銀メッキに硫化という黒ずみが生じる現象を独自のガラスコーティングで防止、経時変化に伴う光量減少をなくした。合わせてケースを樹脂製からセラミック製に変更して耐熱性をセ氏150度に高めた。これにより放熱板の大型化などを不要にしながら大電流への対応を可能とし、従来同等のサイズでの光量増加につなげた。より少ないLED球の数で明るさを確保できる技術として自動車メーカーに提案し、新規受注を目指す。 (2010年10月21日付日刊自動車新聞より）
技術導入
（2011年3月31日現在）
| 提携先 | 内容 | 期間 |
| 株式会社日立製作所 | 液晶表示装置に関する特許 | 該当特許の有効期間中 |
| 日亜化学工業株式会社 | 白色ＬＥＤに関する特許 | 該当特許の有効期間中 |
技術提供
（2011年3月31日現在）
| 提携先 | 内容 | 期間 |
| Thai Stanley Electric Public Co., Ltd. (タイ) | 自動車用ランプ類に関する技術 | 2012年3月31日 |
| SL Lighting Corporation (韓国) | 自動車用ランプ類に関する技術 | 2014年3月31日 |
| 大億科技股份有限公司 (台湾) Kenmos Technology Co., Ltd. |
面光源に関する技術 | 2012年3月31日 |
| Lumax Industries Ltd. (インド) | 自動車用ランプ類に関する技術 | 2012年3月31日 |
設備投資
設備投資額 |
（単位：百万円） |
| 2011年3月期 | 2010年3月期 | 2009年3月期 | |
| 全社 | 25,895 |
18,826 | 25,864 |
| 自動車機器事業 | 15,577 | 15,701 | 14,542 |
設備の新設計画（自動車機器事業）
| 会社名/事業所 (所在地) |
内容 | 投資予定 総額 (百万円) |
着手年月 | 完了予定 年月 |
| 秦野製作所他 （神奈川県秦野市） |
四輪事業設備 | 11,679 | 2010年4月 | 2012年3月 |
| 浜松製作所他 （静岡県浜松市北区） |
四輪事業、二輪事業設備 | 1,152 | 2010年4月 | 2012年3月 |
| Stanley Electric do Brasil Ltda. （ブラジル サンパウロ） |
四輪事業設備 | 5,367 | 2009年11月 | 2012年1月 |
| 広州斯坦雷電気有限公司 [Guangzhou Stanley Electric Co., Ltd.] （中国広州市） |
四輪事業設備 | 7,494 | 2008年1月 | 2013年3月 |
