スタンレー電気株式会社 2007年度の動向

ハイライト

業績
単位:
百万円
2008年
3月期
2007年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 354,469 338,680 4.7 -
営業利益 46,563 40,649 14.5
経常利益 48,896 43,612 12.1 -
純利益 29,732 26,283 13.1 -
自動車機器事業
売上高 246,368 231,573 6.6 ・自動車の生産台数が世界規模で堅調に推移する市場環境の中、アダプティブフロントライティングシステム(AFS)やディスチャージヘッドランプ(HID)、LEDリアコンビネーションランプなどの高付加価値製品が増えたことにより、売上高は増加。
営業利益 26,443 21,778 21.4

開発動向

2008年3月期の研究開発費の総額は4,731百万円、自動車機器製品関連1,981百万円、電子機器製品関連2,749百万円。

主な研究開発分野
1.オプトエレクトロニクス分野
  ・高出力白色LED
  ・高出力赤色/赤外LED
  ・高速高感度イメージセンサー

2.ディスプレイ分野
  ・超高コントラストLCD
  ・光マイクロスキャナ
  ・ディスプレイ駆動回路
    
3.光源・照明分野
  ・自動車用照明機器
  ・冷陰極型蛍光ランプ(CCFL)
  ・LED道路照明・屋内照明及び駆動電源
  ・液晶表示用面光源ユニット
    
4.ソフトウェア分野
  ・配光シミュレーション
  ・光学デバイス最適形状設計ツール

5.上記デバイスや技術を総合化した応用製品


技術提携
-LED(発光ダイオード)最大手の日亜化学工業(徳島県阿南市)との間で、白色LEDに関するライセンス供与契約を締結したと発表。同契約により、高級車を中心に普及が見込めるLEDヘッドランプに参入するとともに、日亜化学も付加価値の高い自動車用LEDバルブなどに領域を拡大する。すでにランプ最大手の小糸製作所が日亜化学と共同でLEDヘッドランプを開発、トヨタ自動車が近く発売する「レクサス600h」に搭載する計画。同社も主力となるホンダの高級車向けを中心に開発を急いでいた。(2007年5月16日付日刊自動車新聞より)

技術導入(2008年3月時点)

提携先 内容 期間
株式会社日立製作所 液晶表示装置に関する特許 該当特許の有効期間中
日亜化学工業株式会社 白色LEDに関する特許 該当特許の有効期間中

技術提供
(2008年3月時点)
提携先 内容 期間
Thai Stanley Electric Public Co., Ltd. (タイ) 自動車用ランプ類に関する技術 2009年3月31日
SL Lighting Corporation (韓国) 自動車用ランプ類に関する技術 2009年3月31日
大億科技股份有限公司 (台湾)
面光源に関する技術 2009年3月31日
Lumax Industries Ltd. (インド) 自動車用ランプ類に関する技術 2009年3月31日

設備投資

2008年3月期の設備投資は総額28,577百万円。
内、四輪事業製造設備に18,957百万円。

設備の新設計画(自動車機器事業)
会社名
(事業所名)
所在地 投資予定
総額
(百万円)
着手年月 完了予定
年月
秦野製作所他 神奈川県秦野市他 23,302 2007年4月 2009年3月

(株)スタンレー新潟製作所

新潟県新潟市 1,741 2007年10月 2009年8月
Stanley Electric U.S. Co., Inc. 米国オハイオ州 2,187 2007年1月 2009年1月
天津斯坦雷電気有限公司 中国天津市 1,998 2007年4月 2009年3月
広州斯坦雷電気有限公司 中国広州市 8,615 2008年1月 2012年4月