株式会社ショーワ 2007年度の動向

ハイライト

業績 ( 単位:百万円 )
- 2008年
3月期
2007年
3月期
増減率(%) 要因
全社
売上高 283,370 261,897 8.2 ・ブラジル、中国における市場の好調を背景とした販売の増加や為替換算が寄与。
営業利益 13,663 17,698 (22.8) ・新拠点での量産立上げ等の生産基盤拡充費用、増産や新型車対応のための立上げ費用、拠点間での生産品目移管等の費用がかさんだことなどにより減益。
経常利益 14,254 18,766 (24.0)
当期純利益 6,597 9,083 (27.4)
自動車用部品
売上高 278,195 255,985 8.7 -
営業利益 13,006 16,566 (21.5) -

地域別動向(4輪車用部品関連)
日本
- 新型車効果も加わり、パワーステアリングを中心に販売が増加

米州
<米国>
- 四輪車市場の後退を背景として減収。
<カナダ>
- 米国から生産移管を受けた油圧ポンプの販売や得意先における四輪駆動車の生産増加によりプロペラシャフトは売上増。サスペンションのサブ組立の売上は減少。

欧州
<英国>
- 新型車効果によりパワーステアリングなどの売上が増加。

アジア
<インドネシア>
- ショックアブソーバの増加や、新たに生産を開始したギヤ部品の販売に牽引され増収。
<中国>
- 引き続く四輪車市場の拡大を背景として、ショックアブソーバ、パワーステアリングなどの販売増加。

開発動向

単位:
百万円
2008年3月期 2007年3月期 2006年3月期
自動車用部品 6,895 6,738 7,200
その他 220 223 233
7,116 6,962 7,433

自動車用部品事業
・既存商品の商品競争力向上を目的として、仕様改革をはじめとする原価低減を推進。
・現地調達の推進を図る材料要件の適合性の見極めなど要素技術の研究開発を強化。

動向
-パワーステアリング及びドライブトレインの開発拠点である、栃木4輪開発センターに新開発棟を建設する。製品開発機能および海外拠点へのサポート機能を強化する狙い。新開発棟は延床面積約3,800平方メートル(3階建)。新開発棟は既に着工しており、2009年1月完成予定。(2008年2月1日付プレスリリースより)

設備投資

単位:
百万円
2008年3月期 2007年3月期 2006年3月期
自動車用部品 20,791 17,214 10,436
その他 1,148 162 1,310
21,940 17,377 11,747
消去又は全社 35 23 29
連結 21,975 17,400 11,777

国内投資
-静岡県に約73億円を投入して、電動パワーステアリングや関連部品を生産するための新工場を建設することを決めたと発表。電動パワーステアリングの需要は世界的に増加が見込まれていることから、新工場を建設して生産体制を強化する。また、国内の生産基盤を強化することによって、効率的なグローバル生産体制を構築するという狙いもある。新工場は静岡県御殿場市に建築する。敷地面積は7万554平方メートル。工場建設にかかる投資予定額は73億4千万円を見込んでいる。完成予定は2008年10月で、操業開始は2008年12月を予定する。(2008年4月1日付日刊自動車新聞より)

設備の新設
・2008年3月期末現在における投資予定総額は、35,584百万円であり、主要な設備の新設等の計画は以下のとおり。
会社名/
事業所名
所在地 設備の内容 投資予
定総額
(百万円)
着手 完了予定
埼玉工場 埼玉県
行田市
四輪車用部品
及びその他
生産設備
4,018 2007年
04月
2009年
03月
御殿場工場 静岡県
御殿場市
四輪車用部品
生産設備
11,840 2007年
07月
2009年
03月
浅羽工場 静岡県
袋井市
四輪車用・二輪車用部品生産設備 1,674 2007年
04月
2009年
03月
American Showa, Inc. 
Sunbury Factory
米国
オハイオ州
四輪車用・二輪車用部品生産設備 3,794 2007年
07月
2008年
12月
American Showa, Inc. 
Blanchester Factory
米国
オハイオ州
四輪車用部品
生産設備
3,007 2008年
03月
2008年
12月
Showa Canada Inc. カナダ
オンタリオ州
四輪車用部品
生産設備
1,406 2007年
03月
2008年
08月
Showa Autoparts (Thailand) Co., Ltd. タイ
チョンブリ
四輪車用部品
生産設備
1,152 2007年
07月
2008年
12月