(株) アルファ 2013年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
   2013年
3月期
2012年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 46,749 47,674 (1.9) -
営業利益 1,705 2,160 (21.1) -
経常利益 2,788 1,837 51.8 -
当期純利益 1,709 1,072 59.4 -
自動車部品事業
売上高 日本 15,608 20,342 (23.3) 1)
北米 9,400 8,698 8.1 2)
アジア 15,438 13,283 16.2 3)
営業利益 日本 425 1,537 (72.3) -
北米 (531) (538) - 4)
アジア 1,528 920 66.1 5)
 
要因
1) 売上高 日本
-主要得意先での輸出車両の現地化シフトに伴う海外への生産移管が進んだことにより減収。
2) 売上高 北米
-主要得意先の自動車生産台数が増加したことにより増収。
3) 売上高 アジア
-主要得意先の自動車生産台数が増加したことにより増収。
4) 営業利益 北米
-米国からメキシコへの生産移管は完了したものの、移管に伴う立ち上げ費用の増加等により損失。
5) 営業利益 アジア
-生産効率の向上や合理化等により増益。

開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
  2013年3月期 2012年3月期 2011年3月期
全社 1,398 1,310 1,279
自動車部品事業 1,001 954 942

研究開発活動

自動車部品事業
-先行開発においては、軽量化・電費削減を目標にしたドアシステム関連製品、感性品質の観点でスタイリッシュデザイン・剛性感・操作性向上に加え、衝突安全性を備えたアウトサイドハンドルの開発は、基本構造が具現化され実車評価が可能な段階。
-認証技術を駆使したセンサーユニット製品は、顧客が決まっており、引き合いがきている状況。
-キーセット、アウトサイドハンドル、インサイドハンドルともに車種ごとに異なるデザインや車載条件を統一させ、製品の系列化と部品の共有化を図りコスト低減・開発効率アップに取り組んでいる。
-新興国向けには、グローバル標準から地域特有の仕様に適合させコスト競争力を高めることで、主要得意先からの製品受注に至り、量産準備が進んでいる。

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
  2013年3月期 2012年3月期 2011年3月期
全社 3,517 2,666 2,269
-2013年3月期の設備投資費は、総額3,517百万円。
-生産設備は、設備の拡充、合理化並びに更新等を実施。
-生産設備以外では研究開発施設の充実・強化等を実施。

海外投資

<中国>
-中国湖北省の襄陽 (Xiangyang) 市に自動車部品の製造・販売を行う孫会社「阿爾発 (襄陽) 汽車配件有限公司」を設立すると発表した。資本金は35百万元 (約4.3億円) で、アルファが25%、同社子会社の阿爾発 (広州) 汽車配件が75%を出資する。2013年8月より稼動を開始する予定。なお、同社は世界市場における生産体制の整備に向けて、2011年3月にインド拠点、2011年11月にメキシコ第2拠点、2012年7月にインドネシア拠点を設立している。(2012年10月30日付プレスリリースより)

設備の新設計画 (自動車部品事業)

(2013年3月31日現在)
会社名/事業所名
(所在地)
設備の内容 投資予定
金額
(百万円)
着手 完了
予定
子会社・関連会社
Alpha Industry (Thailand) Co., Ltd.
(タイ プラチンブリ県)
機械装置 232 2013.04 2014.03
阿爾法 (広州) 汽車配件有限公司
[Alpha (Guangzhou) Automotive Parts Co., Ltd.]
(中国広東省広州市)
機械装置 245 2013.04 2014.03
建物 176 2013.04 2014.03
Alpha Industry Jalisco, S.A. DE. C.V.
(メキシコ ハリスコ州)
機械装置 714 2013.04 2014.03
建物 392 2013.04 2014.03