業績	(単位：百万ポンド)

	2012年 12月期	2011年 12月期	増減率 (%)	要因
全社
売上高	476.9	509.6	(6.4)	1)
営業利益	29.4	28.7	2.4	-
部門別売上
コンポーネント部門	226.0	242.7	(6.9)	2)
センサー部門	148.2	166.9	(11.2)	3)

要因
1) 全社
-2012年12月期の継続事業売上高は、前年比6.4%の減少。為替要因である11.8百万ポンドを調整後、売上高は4.1%の減少となった。

-乗用車市場の売上は、全社売上高の41%を占める最大の市場。Daimler、BMW、Volkswagenのロシア、アジア、北米での堅調な需要が寄与。

2) コンポーネント部門　
-為替要因 (1.3%) を除いた2012年12月期の売上高は、前年比5.6%の減少。

3) センサー部門　
-為替要因 (6.3%) を除いた2012年12月期の売上高は、前年比4.9%の減少。

売却

-2012年、電力安定供給システム部門 (Secure Power) を売却した。内訳としてDale Power Solutions Limitedを2012年7月に10.6百万ポンドで、Ottomotores businessを2012年12月に29.0百万ポンドにて売却。

事業再編
<コンポーネント部門>
-2012年、予定よりも早く米国ノースカロライナ州のBoone工場を閉鎖し、メキシコのMexicali工場への生産移管を完了した。

-2012年、6ラインをドイツからルーマニア工場へ移管、2013年にはさらに移管を継続する。

<センサー部門>

-2012年、ドイツからルーマニアに生産移管を開始し、2013年初頭に稼働する予定。

-2012年、インドの合弁企業の全株式を取得し、生産を新工場へ移管した。

-2013年、ルーマニア、メキシコおよび中国の生産を拡大することにより、欧州以外の地域の売上を確保する。

研究開発拠点

-2012年、インドのバンガロールに開発センターを新設。

-2012年、米国のテキサス州に開発ラボを新設し、次世代の抵抗器技術の開発に投資。

製品開発

-2012年の新製品として、次世代インテリジェントパワーモジュール、カムクランクシャフト用ユニバーサルASIC、摂氏1,000度を超えて使用できる「サーモカップル」温度センサーの導入を開始した。

-2012年、圧力センサーと温度センサーの一体型センサーをドイツのKlingenberg拠点で開発。従来は摂氏125度までであった動作温度を150度までに改善。また、20%のコスト削減を実現した。BMWと共同開発し、2013年に発売されるBMWの4気筒および6気筒のディーゼルエンジンに採用される。

-2012年、イギリス、ケンブリッジ拠点にて、非鉄金属を使用した「SIMSPAD」センサーを開発した。従来必要であった隙間を失くすことで、コスト削減と技術的にシンプルな構成を実現した。

設備投資額

(単位：百万ポンド)

	2012年12月期	2011年12月期	2010年12月期
全社	24.8	26.9	17.1
コンポーネント部門	9.9	11.0	5.9
センサー部門	13.3	12.8	9.6

海外投資

<インド>
-2012年第4四半期、Manesarの新工場に移動し、製造スペースを5,000平方フィートから35,000平方フィートに拡張した。Bangaloreに技術センターも開設。インドでの従業員数は100名。

<ルーマニア>
-2012年、Timisoara工場の稼働が開始され、全部門の製品の生産が計画されている。ルーマニア工場の従業員数は71名、製造スペースは49,000平方フィート。

<メキシコ>
-2012年、Mexicali工場の拡張を完了し、米国ノースカロライナ州のBoone工場を含む他工場からのコンポーネント部門生産を移管。Juarez工場ではセンサー部門の生産を拡張し、北米と南米の市場に供給する。メキシコ工場の従業員数は2工場合わせて796名、製造スペースは約220,000平方フィート。

<中国>
-蘇州工場は2000年に稼働し、全部門の製品の生産を担当。2012年の従業員数は693名、製造スペースは約325,000平方フィート。