Tomkins 2009年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万ドル)
  2009年12月期 2008年12月期 増減率(%) 要因
連結
売上高 4,143.6 5,301.1 (21.8) -
営業利益 262.9 404.8 (35.1) -
産業及び自動車(I&A)部門
売上高 3,129.1 3,980.6 (21.4) 1)
営業利益 226.1 349.4 (35.3) -

要因

1)
パワートランスミッション事業部
-売上高は1,763.4百万ドル(2008年:2,125.2 百万ドル)で17.0%の減少。売上減少の150.6百万ドルは為替レートによるもの。その他下記の要因による減少分は211.2百万ドル(10.7%の減少)。
-パワートランスミッション事業を展開する各国での顧客需要が低迷したことが販売不振の主な要因。
-ただし中国は例外で09年の業績は好調で二桁台の伸び率を記録。また2009年売上の38%を占めるGatesの補修部品売上は継続的に回復傾向。
-産業OEメーカーと補修部品市場への売上は2009年で同事業部の23%を占めるが前年比で28%減少。
-自動車OEメーカーへの売上は同じく39%であるが、この分野も約20%減少。これは特に北米と欧州の自動車生産が低レベルで推移したことによるもの。

センサー・バルブ事業部 
-売上高は313.6百万ドル(2008年:421.0 百万ドル)で25.5の減少。売上減少の42.8百万ドルは為替レートによるもの。下記の要因による減少分は64.6百万ドル(17.1%の減少)。
-センサー・バルブ事業の2009年売上のうち74%を占める自動車OEメーカーの生産レベルが低迷したことが販売不振の主たる要因。
-同事業部の OEメーカー向けビジネス以外を担当するSchrader Internationalは自動車補修部品市場の不況の影響で前年に比べ売上を落とした。
-センサー・バルブ事業の2009年売上の約60%は北米市場によるもの。

受注

-パワートランスミッション事業部が獲得した自動車OEメーカーの新規受注総額は84.9百万ドル。このうち62%はアジアと欧州のメーカーからの受注。

-Schrader ElectronicsではFordからTPMSを新規に受注。受注金額は20百万ドル。また、Mercedesからは 2016年までの単独サプライヤー資格を確保。Mahindra & MahindraにはTPMSの供給が2009第4四半期からスタートし、新興国での販売活動拠点が拡充。

設備投資

設備投資額

(単位:百万ドル)
  2009年12月期 2008年12月期 2007年12月期
産業・自動車(I&A)部門 105.7 159.1 194.0
建設資材(Building Products)部門 17.1 30.6 30.2
合計 122.9 189.9 224.5

海外投資

-2009年5月、Gates Corporationは、トルコのIzmirに新工場を建設すると発表。パワートランスミッション部門の拠点として、欧州自動車メーカー向けにオイルポ ンプやテンショナーなどを生産する。2010年前半に稼働開始の予定で、2012年までに100名以上の雇用を見込む。(2009年5月28日付プレスリ リースより)