GETRAG 2009年12月期 - 2010年12月期の動向

ハイライト

近年の動向

事業再編

<Getrag Group Transmissions>
-2010年3月、Getrag Group Transmissions傘下のGetrag Getriebe-und Zahnradfabrik Hermann Hagenmeyer GmbH & Cie KG(ドイツ)は、国内での事業再編計画を発表した。欧州自動車市場の低迷に伴う措置。Ludwigsburg工場は2011年末までに生産を中止する予定。また、同社が本社と開発センターを置くUntergruppenbach拠点、Neuenstein工場、Bad Windsheim工場でも事業再編を行う。人員削減の規模は今後2年半で最大698名に上る見通し。(2010年3月9日付プレスリリースより)

受注

以下は、2010年に発表された主な受注製品
-Daimlerの電気自動車「smart fortwo electric drive」用トランスミッション。なお、この車両は「smart」ブランドの新ラインナップとして2012年から量産され、欧州および北米で販売される予定。
-BMW 「Z4」、「135i Coupe」、「135i Convertible」用デュアルクラッチトランスミッション「PowerShift」
-Ruf Automobile(ドイツ)の「Greenster」用ドライブトレイン「eTWIN」。なお、この車両は「Porsche 911」ベースの電気自動車。
-Volvo「C30」ベースの電気自動車用「1eDT240」電気駆動ユニット。なお、Volvoは2011年に同EVのテスト車両を少量生産する計画。
-Ferrariの新型「458 Italia」用トランスミッション「Powershift 7DCL750」 なお、このデュアルクラッチトランスミッションには、Getragの電子制御式リミテッドスリップディファレンシャル「eLSD」が内蔵。
-Renault「Megane」と「Scenic」用新型デュアルクラッチトランスミッション「PowerShift 6DCT250」 イタリアModugno工場で生産。2010年量産開始。
-Ford「Fiesta」用新型デュアルクラッチトランスミッション「PowerShift 6DCT250」 なお、メキシコIrapuato工場で組み立てる。2010年量産開始。