Xiangyang Automobile Bearing Co., Ltd. [襄陽汽車軸承股份有限公司 ] 2012年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
2012年12月期 2011年12月期 増減率 (%) 要因
売上高 761.36 873.15 (12.8) 自動車市場の成長鈍化に伴い、販売数および価格が低下。これにより、売上総額が減少。
営業利益 (15.67) 20.96 -
経常利益 7.48 26.94 (72.2)
純利益 5.57 25.84 (78.4)

三環襄軸工業園

- 2012年12月25日、三環襄軸工業園第2期工事の着工式を行った。第2期工事では第2分工場、第3分工場、熱処理工場、乗用車用軸受工場、事務棟、研究開発センター、職員宿舎などを建設する。(2012年12月26日付けプレスリリースより)

- 同社は、建設中の三環襄軸工業園の第1期工事を終え、2012年9月29日、商用車用軸受工場の移転作業を開始し、自動生産ラインの据付調整段階に入った。引き続きドライブシャフト工場の移転作業を開始する。工業園の第2期工事として乗用車用軸受工場、熱処理工場、商用車用軸受工場第3区、事務棟、研究開発センターなどの建設を2012年11月末に開始する予定である。(2012年9月30日付けプレスリリースより)

受注

- 同社は、東風汽車の軍用オフロード車「東風猛士 (Dongfeng Mengshi)」向けに等速ユニバーサルジョイントの独占供給を開始した。(2012年8月15日付けプレスリリースより)

- 同社のドライブシャフト工場はイラン向けに1,000台分の等速ユニバーサルジョイントアセンブリを輸出した。同社がこの製品を輸出するのは今回が初めて。(2012年8月15日付けプレスリリースより)

- 同社は2012年3月、イランからドライブシャフトアセンブリを初めて受注し、先ごろ生産を終えた。同社にとって初の国際市場進出となるため、製品の加工、検査、梱包など各工程について検討を重ね、期日通りの納品を実現した。(2012年5月15日付けプレスリリースより)

組織再編

- 同社は先ごろ非公開株式発行による資金調達を行うことを発表したが、現在株式総数の27.42%を保有する最大株主三環集団は、募集株式の一部を引き受けることになった。新株発行後の株式総数は最高461.0798百万株となり、三環集団は最高210.5591株を保有することになる。持ち株比率は30%以上 45.67%未満に引き上げられる。(2012年5月17日付け会社公告より)

開発動向

開発動向

- 2012年、同社は105個の新製品を開発。40.60百万元の売上高を達成した。
- 同年の研究開発費用は売上総額の5.05%にあたる38.41百万元。

新製品

- 同社の乗用車用軸受工場は自主開発した第3世代ホイールハブベアリングユニットの量産化に成功し、第1ロット、2,000セットを海外へ輸出すると発表した。この新製品はABS内蔵の第3世代ハブベアリングで、製造工程が複雑で、ハブベアリングの中で最も加工が難しいとされている。同社の乗用車用軸受工場では2012年に入ってからすでに十数種の新製品を開発し、10種が試作段階に入っている。(2012年9月15日付けプレスリリースより)

設備投資

設備投資額

(単位:百万元)
プロジェクト 予算 2012年12月期投資額 進捗
等速ジョイント生産設備建設 79.76 - -
襄樊ハイテク産業開発区における新工場建設 (第1フェーズ) 723.84 127.29 80%

国内投資

- 同社は非公開株式発行による資金調達を行い生産拠点の建設を行う。総投資額は773.5百万元。株式発行額は683.2百万元を上限とし、そのうちの666.8百万元を建設資金に充て、不足分は自己調達する。第一期工事として工場5棟を建設する。生産能力は商用車用円錐ころ軸受1,200万セット、乗用車用等速ユニバーサルジョイント100万台分。フル稼働後は年間827.78百万元の増収が見込まれる。(2012年5月15日付け会社公告より)