FAW Jiefang Automotive Co., Ltd. Wuxi Diesel Engine Works [一汽解放汽車有限公司無錫柴油机廠] 2015年12月期の動向

業績

-第12次五か年計画(2011年-2015年)期間中のディーゼルエンジン販売基数は累計156万基、売上高は累計492億元、利益は累計13億元超となった。

-2015年11月、2015年の輸出基数が2万基を突破、前年比24%増となった。

最近の動向

-同社の国Ⅴエンジンを搭載した一汽客車（無錫）有限公司 [FAW Bus and Coach (Wuxi) Co., Ltd.] の8mバスが天津の公共バスとして納入された。この国Ⅴエンジンは動力性能、燃費、安全性、簡便性ともに優れているという。(2016年2月29日付けプレスリリースより)

-2015年12月、同社のエンジンを搭載した、廈門金旅のハイブリッドバス190台が無錫で運行を開始した。無錫市が公共バスに国Ⅴ排ガス規制対応のハイブリッド車を採用するのはこれが初めて。190台すべてに同社のCA6DLD国Ⅴエンジンが搭載されている。SCR後処理技術を採用し、従来のディーゼルエンジンに比べ燃料消費量を最大28%削減できるとしている。(2015年12月30日付けプレスリリースより)

-2015年3月、同社の新型奥威 (Aowei) 11Lエンジンを搭載した解放トラックJ6が、徐州 (Xuzhou)、臨沂 (Linyi)、阜陽 (Fuyang) の3都市で投入された。新型奥威 (Aowei) 11Lは460馬力の国Ⅳ適合ディーゼルエンジンで、安全、省エネ、高性能を謳っている。最大トルクは従来製品から10%向上。燃焼、潤滑、燃料供給など各システムを最適化することによりメンテナンスサイクルを最長10万キロメートルとした。減速比3.7で、スタート時に素早く加速し、高速走行時のエンジンの低回転化を保証し、燃費の向上を実現。リッターあたりの出力は30.7kWで、100Kmあたりの燃料消費量は2-3リットル少なくなっている。エンジンブレーキは最大制動力340馬力で、下り坂でのフットブレーキ使用頻度を減らし、安全性を高めている。(2015年3月16日付けプレスリリースより)

受注

-無錫の公共バス190台に搭載するCA6DLD国Ⅳハイブリッドエンジンを受注。廈門金旅のハイブリッドバスに搭載する。この国Ⅳエンジンは4バルブ技術を採用。従来のディーゼルエンジンに比べ、環境性能に優れ、燃料消費量を30%以上削減できるとしている。(2015年11月2日付けプレスリリースより)

-江淮汽車 (Jianghuai Automobile) のハイエンド重型トラックに4DLD国Ⅴエンジンを供給。4DLD国Ⅴエンジンは自主設計の電子制御システムを採用。後処理システムには尿素SCRシステムを採用し、様々な道路状況に対応できるとしている。(2015年10月19日付けプレスリリースより)

-南アフリカ向けのエンジンユニット110基を受注。そのうち10基は奥威 (Aowei) 6DLエンジン。2015年初以降、南アフリカ向け国Ⅳエンジンユニットの輸出量は1,200基を超えており、前年比140%増となっている。(2015年9月17日付けプレスリリースより)