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Wanxiang Qianchao Co., Ltd.[万向銭潮股份有限公司] 2017年12月期の動向

株式譲渡

-2018年2月、同社は子会社万向通達股份有限公司[Wanxiang Tongda Co., Ltd.]がその子会社蚌埠通達汽車零部件有限公司[Bengbu Tongda Auto Parts Co., Ltd.]の株式76.38%を清河県永豊汽車零部件製造有限公司[Qinghe Yongfeng Auto Parts Manufacturing Co., Ltd.]に1,096万元で譲渡すると発表。蚌埠通達は燃料タンク、マフラーなどを生産しており、2016年の売上高は7,028.08万元、純利益は60.90万元だった。(2018年2月2日付け会社公告より)

-2017年7月、同社は保有する天津松正電動汽車技術有限公司[Tianjin Santroll Electric Automobile Technology Co., Ltd.]の株式10%を中信重工機械股份有限公司[CITIC Heavy Industries Co.,Ltd.]に132百万元で譲渡すると発表していたが、12月6日、同社は友好的協議の結果、この株式譲渡取引を中止すると発表した。(2017年12月6日付け会社公告より)

-2017年10月、同社は子会社万向通達股份有限公司[Wanxiang Tongda Co., Ltd.]が十堰新百強工貿有限公司[Shiyan Xinbaiqiang Industrial & Trade Co., Ltd.]に、万向通達の子会社「十堰巨迪金属管業有限公司[Shiyan Judi Metal Pipe Co., Ltd.]」の全株式を9.6百万元で譲渡する契約書に調印したと発表。2017年10月27日に譲渡が完了する予定。十堰巨迪金属管業は2001年設立。登録資本金は5.13百万元で、主にエンジンのオイルインレットパイプ、オイルリターンパイプ、インテークマニホールド、エキゾーストマニホールド、マフラーなどを生産している。(2017年10月20日付け会社公告より)

子会社登記抹消

-2017年10月、同社は管理コストの削減と効率向上のために、子会社蕭山万向舍勒精密万向節有限公司[Xiaoshan Wanxiang Shele Precision Universal Joint Co., Ltd.]を解散・清算すると発表。蕭山万向舍勒は2001年設立、登録資本金2百万米ドルの精密ユニバーサルジョイントメーカー。同社が75%、米国万向が25%の株式を保有している。清算後、蕭山万向舍勒の業務は万向銭潮が引き継ぐ。(2017年10月20日付け会社公告より)

子会社A123 Systemsの本社移転

-子会社A123 Systemsは、ミシガン州LivoniaからNoviに本社を移転すると発表。新本社への投資額は40百万ドルで、延床面積は150,000平方フィート。移転に伴いRomulus工場は閉鎖され、Novi本社に統合される。新施設は400名収容可能で、本社機能全般、エンジニアリングセンター、研究スペースおよび生産工場を有する。2017年後半に建設を開始し、2018年末までに移転を完了する見込み。(2017年4月4日付 Detroit Free Pressより)

受賞

-2018年2、同社は広汽日野から2017年度優秀サプライヤー賞を受賞したと発表。(2018年2月23日付けプレスリリースより)

-2018年2月、子会社浙江万向馬瑞利減震器有限公司[Zhejiang Wanxiang Marelli Shock Absorber Co., Ltd.]は広汽三菱から2017年度ベストサプライヤーギャランティー賞を受賞したと発表。同社は2016年に広汽三菱の審査に合格しサプライヤー資格を得た。(2018年2月23日付けプレスリリースより)

-2018年1月、浙江万向精工有限公司[Zhejiang Wanxiang Precision Industry Co., Ltd.]が広州汽車集団乗用車有限公司[Guangzhou Automobile Group Motor Co. Ltd.]からトップ10サプライヤーに、長安マツダ汽車有限公司[Changan Mazda Automobile Co., Ltd.]から優秀サプライヤーに選ばれたと発表。万向精工の2017年の売上高は、22.9億元。製品供給先は、広汽乗用車、長安マツダ、上汽VW、一汽VWなど。(2018年1月29日付けプレスリリースより)

-2018年1月、子会社武漢佛吉亜通達排気系統有限公司[Wuhan Faurecia Tongda Exhaust System Co., Ltd.]は、神龍汽車有限公司[Dongfeng-Peugeot-Citroen Automobile Co., Ltd.]からサプライヤーの最高賞である特別貢献賞を受賞したと発表。 (2018年1月29日付けプレスリリースより)

受注

-万向集団の子会社A123 Systemは、上汽GMから新製品48Vリン酸鉄リチウムイオン電池260万セットを受注した。受注額は10億米ドル超となる。この製品は8Ahバッテリーセル14個で構成。仕様は高さ96mm、バッテリーセル出力密度3kW/kg、バッテリー出力密度2kW/kgとなっている。燃料消費量を15%ほど節約できるという。欧州ではA123はすでにJaguar Land Rover、Fiatのバッテリーも受注している。(2017年2月8日付け各種リリースより)

研究開発体制

国内投資

-2018年3月、同社は子会社Wanxiang 123 LLC.の年産57万セットの48Vマイクロハイブリッドシステム生産設備建設プロジェクトが工業情報化部2018年技術改良案件リストに入ったと発表。このプロジェクトは総投資額13.03億元をかけ、最新のリチウムイオン電池システム生産ラインを建設するもので、2018年4月に稼働を開始する予定。完成すれば11.31億元の売上増が見込まれる。(2018年3月19日付けプレスリリースより)

-2017年9月、同社は募集株式により62.5億元を調達し、「ホイールベアリングユニット30百万セット増産」「万向銭潮インテリジェント工場建設」「自動車知能化、軽量化、モジュール化の技術研究」などのプロジェクトを実施すると発表。「ホイールベアリングユニット30百万セット増産」プロジェクトの総投資額は25.22億元。そのうち20億元を調達資金で賄う。実施主体は浙江万向精工有限公司[Zhejiang Wanxiang Precision Industry Co., Ltd.]。「万向銭潮インテリジェント工場建設」プロジェクトの総投資額は35.08億元。そのうち18.4億元は調達資金を用いる。浙江万向精工有限公司、万向銭潮伝動軸有限公司[Wanxiang Qianchao Driveshaft Co., Ltd.]、浙江万向系統有限公司[Zhejiang Wanxiang System Co., Ltd.]が実施する。工場完成後新たに拡大される生産能力は、ドライブシステム300万セット、ブレーキシステム70万セット、ユニバーサルジョイント2,700万セット、電動パーキングブレーキ（EPB)140万セット、電動パワーステアリング（EPS）50万セット、アルミ合金ドライブシステム100万セット、新エネルギー車パワートレイン1万セット。「自動車知能化、軽量化、モジュール化の技術研究」プロジェクトは、総投資額9.64億元のうち、7.2億元が調達資金から賄われ、同社が実施する。(2017年9月16日付け会社公告より)