業績

(単位：百万元)

	2013年12月期	2012年12月期	増減率 (%)	要因
売上高	9,262.16	8,339.81	11.06	-
営業利益	634.98	329.89	92.48
経常利益	697.96	435.01	60.45
純利益	603.61	381.74	58.12

買収

-2014年2月、同社は米国破産裁判所の承認を受け、電気自動車メーカーFiskerを買収。

-2013年12月、万向通達股份有限公司の株式を、親会社の万向集団公司および湖北通達実業有限公司から取得すると発表。2社の持ち株比率は万向集団66.6%、湖北通達23.4%で、買収価格はそれぞれ476.6百万元と167.4百万元の合計644.0百万元。万向通達の資本金は300百万元。マフラー、触媒コンバーター、ファンカップリング、燃料タンクなどの自動車部品を生産、販売している。(2013年12月4日付け会社公告より)

-2013年1月、万向集団は、米電池メーカーA123 Systemsの買収について、28日に米国外国投資委員会 (CFIUS) がこれを正式に承認したと発表。 (2013年1月30日付けプレスリリースより)

子会社業績

-子会社「浙江万向精工有限公司 [Zhejiang Wanxiang Jinggong Co., Ltd.]」は2013年のOEM向け売上高が前年同期比20%超の増加となったと発表。伸び率の高かった納入先はVW (一汽VW、上海VWを含む) などの外資系、広州汽車乗用車、上海汽車、長城汽車などの国内OEM。(2014年1月5日付けプレスリリースより)

清算

-2013年、孫会社「淮南銭潮軸承部件有限公司」の会社清算が完了。

再編

-2013年、同社は完全子会社浙江精锻有限公司を吸収合併すると発表。同子会社の登録資本は100百万元。主に金属鋳造・鍛造部品を生産・販売している。2012年の売上高は295.29百万元、純利益は3.07百万元だった。

受賞

-2013年12月、子会社湖北通達股份有限公司は、東風商用車より2013年度優秀サプライヤー賞を受賞。(2013年12月26日付けプレスリリースより)

-2013年4月、同社の等速ジョイントドライブシャフト工場が上海汽車のAクラスサプライヤーと認定された。(2013年4月5日付けプレスリリースより)

研究開発費

(単位:百万元)

	2013年12月期	2012年12月期	増減率 (%)
金額	359.26	332.51	8.04
売上高に占める比率 (%)	3.88	3.99	-

研究開発体制

名称	万向研究院 (Wanxiang Technical Center)
設立年	1994年
業容	-万向集団傘下の企業全ての研究開発を行う。 -2003年11月、同センターの自動車部品実験室は中国質量認証中心より契約実験室の資格を取得。これにより中国が行っている強制認証制度に必要な製品検査を自社で行うことが可能になった。この検査が認められた製品はブレーキ、ドライブシャフト、ＣＶＪシャフト、ユニバーサルジョイント、 ショックアブソーバー、ホイールベアリングの6種。

設備投資

(単位:百万元)

プロジェクト	予算	2013年12月期	進捗率
浸炭ベアリング工場建設 (生産能力：年60万セット)	24.18	6.01	95%
「万向精工」のABS生産設備増設	21.50	0.52	99%
「淮南」の第2工場建設	25.00	-	100%
等速ジョイントドライブシャフトASSY生産設備増設	1,943.72	103.76	90%
乗用車用ホイールハブ生産設備増設	1,807.76	62.45	25%
高性能ドライブシャフト生産設備増設 (生産能力：年60万セット)	166.00	22.02	95%
十堰工場でのトランスミッションシャフト生産	10.00	2.06	85%
「合肥万向銭潮汽車」のシャシーモジュール生産設備増設	25.39	0.55	70%
河南省鋳造工場第三期建設	20.00	7.84	90%
ユニバーサルジョイント (生産能力：年2,000万セット) およびディファレンシャル生産設備増設	118.00	13.40	55%
「銭潮上海系統」の建屋建設	94.74	25.40	80%
エアバッグ生産設備増設	40.00	1.55	15%
「江蘇森威公司」の第三期建設	20.43	6.10	95%
「湖北部件」の第二期建設	15.00	2.25	100%
精密ホイールベアリング生産設備増設	39.00	0.61	95%
「江蘇軸承」の第2期建設	10.69	2.44	90%
「桂林部件」の新プレス工場建設	4.38	0.09	98%
「重慶部件」の建屋建設	146.26	12.51	60%
「銭潮上海」プロジェクト	200.00	25.90	40%
モーター関連生産設備の建設	122.52	2.92	20%
鋳造部品6万個生産能力の構築	297.00	13.96	10%
「淮南」のローラープロジェクト	30.50	0.60	25%
「淮南錢潮軸承」の生産能力増強	79.15	4.08	10%
河南工場第2期機械加工プロジェクト	15.00	8.99	90%
モーターコントローラー	100.00	0.09	3%
精密鋳造部品10万個生産能力の構築	370.00	36.88	10%
青島工場サスペンションASSYプロジェクト	10.00	1.81	15%

 

国内投資

-2013年10月、万向通達股份有限公司がデンマークのDinexと合弁工場建設の合意書を結んだと発表。この新工場は欧州より最新の国V、国VIおよびそれ以降の排ガス基準に対応した排ガス後処理技術を導入し、商用車向けに排ガス後処理システムを供給する。(2014年2月5日付けプレスリリースより)

-2013年8月、完全子会社の万向銭潮重慶汽車部件有限公司 (重慶部件) に対して1.1億元の増資を行い生産能力を増強すると発表。重慶部件は等速ドライブシャフトの生産能力を300万本とする計画のもと、まずは第一段階として8,000万元の増資を行い、登録資本金を設立時の4,000万元から1,2億元とした。現在は120万本の生産能力を有し、2013年10月に小ロット生産に入る予定。生産能力増強の第二段階を加速させるため、さらに1.1億元の増資を行い、登録資本金を2.3億元に引き上げることとした。(2013年8月19日付け会社公告より)

-2013年6月、子会社万向銭潮 (上海) 汽車系統有限公司は、2年余りをかけて進めていたABS生産ラインの全面自動化と更新が完了したと発表。ロボットを多く採用し、一日3交代制で従来より65%の人員削減を実現。4直3交代制を取れば86%の削減が可能であるという。また設備更新により品質と生産量の向上、管理コストの低減を実現したとしている。(2013年6月5日付けプレスリリースより)