Shanghai GKN Drive Shaft Co., Ltd. [上海納鉄福伝動軸有限公司] 2009-2011年12月期の動向

ハイライト

2011年度事業概要

-2011年の業績は次の通りであった。売上44.5億元、前年比15.6%増。輸出額1.451億元、前年比4.2%増。等速ジョイントドライブシャフト生産量10百万本超、前年比13.5%増。フックジョイント生産量31.1万セット、前年比22.8%増。精密鍛造製品12.48百万個、前年比6.2%増。(2012年1月13日付けプレスリリースより)

新工場

-2010年6月、GKNは同社にとって中国で12番目となる工場を長春市に建設するとともに、上海テクニカルセンターの規模を拡大すると発表。新工場は第一期工事の敷地面積が14,556平方メートルで、将来は23,477平方メートルにまで拡大する計画。2011年に生産開始予定。初期の年産能力は100万本だが最終的には300万本を目指す。2011年末までに、従業員数が250名に増加。(摘自2010年4月及び6月付けプレスリリースより)

-関連会社「吉凱恩扭矩技術系統(上海)有限公司(GKN Driveline Torque Technology (Shanghai) Co., Ltd.)」は先ごろ全輪駆動SUV用パワートランスファーユニット(PTU)をラインオフした。(2011年3月23日付けプレスリリースより)

-上海申江工場(Shanghai Shenjiang Plant)は2011年10月31日、3本目となる精密鍛造ラインの稼働開始を祝う式典を行った。これにより同社の鍛造部品の生産量は1,700万個に拡大される。(2012年1月4日付けプレスリリースより)

-武漢工場(Wuhan Plant)は2011年11月26日、100万本目となる等速ジョイントドライブシャフトをラインオフした。同工場は2009年に稼働を開始し、先ごろ年産能力を100万本にまで引き上げた。(2012年1月4日付けプレスリリースより)

-2011年の等速ジョイントドライブシャフト生産量が2011年12月21日1,000万本に達し、同社は上海康橋工場(Shanghai Kangqiao Plant)でこれを祝う式典を行った。(2012年1月4日付けプレスリリースより)

-武漢第2工場を建設する。第2工場の敷地面積は約8万平方メートル。建設は段階を分けて行い、第一段階として2.3億元を投じ2,000トンの精密鍛造ラインを建設する。年産能力は精密鍛造製品5.5百万個。完成予定は2012年末。最終的には4本の精密鍛造ラインを設置し、武漢地区の第2の等速ジョイントドライブシャフト生産拠点とする計画である。また同社のその他の工場にも精密鍛造製品を供給する。(2012年3月8日付けプレスリリースより)

開発動向

研究開発施設

-上海康橋工場内に技術センターを保有。設計エンジニア、生産・テクノロジカルエンジニア、テストエンジニアを含み、196名以上の専門エンジニア・技師が勤務する。

-GKN Drivelineは上海R&Dセンターの拡大する計画。中国市場に低コストハイブリッド技術を投入することで、中国市場の高速発展を狙う。(2010年4月22日付けプレスリリースより)

-GKN Drivelineは今後5年間にわたって上海R&Dセンターの拡大に8,000万元を投資する計画。設備開発以外に、原材料の品質向上や計算能力のレベルアップにも注力し、中国国内市場の需要に対応する製品を供給することを図る。完成後、GKN Drivelineの中国における研究員数は、現在の2倍となる120名に達する。中国の自主研究・開発を徹底的に実現する。(2011年4月18日付けプレスリリースより

設備投資

中国投資

-GKNは同社にとって中国で12番目となる工場を長春市に建設する。生産するのは等速ジョイントドライブシャフトで初期の年産能力は 100万本だが最終的には300万本を目指す。(2010年4月28日付けプレスリリースより

-関連会社「吉凱恩扭矩技術系統(上海)有限公司」[GKN Driveline Torque Technology (Shanghai) Co., Ltd.]は2010年半ば、ディファレンシャルの生産能力は60万個/年を超えると発表。同拠点は2010年7月から四輪駆動車用パワートランスファーユニット (PTU)を生産開始見込み。現在中国カーメーカー向けに小型車(中国規格車)用新型ドライブトレインを開発中。(2010年4月28日付けプレスリリースより)