上海航天汽車機電股份有限公司 2009年度の動向

ハイライト

業績

(単位: 
百万元)
2009年度 2008年度 増減率(%) 要因
売上高 1,310.29 1,228.88 6.6 -自動車産業調整振興政策による、売り上げ増
営業利益 89.69 21.27 321.7 -親会社が保有する国泰君安証券の株式500万株を売却し、7748万元の純利益を実現
経常利益 112.63 43.75 157.4
純利益 93.79 34.51 171.8

 

受注

-2009年、上海VW、上海GMとPSA等欧州系メーカーからの受注が奏功。自動車部品の売り上げは増加。

-子会社「上海新光汽車電器有限公司」は、神龍汽車と2008年4月より6端子対応サーキットブレーカー分岐箱の共同開発を進めているが、このほど神龍汽 車からの要求により供給開始時期を2009年3月末から2009年2月初旬へと前倒しすることになった。近々にサンプル20セットを納め走行試験を行う予 定。(2009年1月4日付プレスリリースより)

-子会社「上海新光汽電公司」が初めて上海汽車グループと共同開発しているZP11フューズボックスの設計プランが評議審査に合格し、試作段階に入った。(2009年1月15日付プレスリリースより)

-傘下の「舒航電器分公司」は1月23日、上海VWよりSantana3000 MT車、AT車、Passat MT車、AT車、計4モデルのコンデンサ冷却ファンアセンブリの開発を委託された。(2009年2月13日付プレスリリースより)

-GMは開発時間の短縮、コストの削減を目標に、2006年より新モデルEpsilon ⅡとDelta Ⅱプラットホームにおけるグローバル開発を進めてきた。デルファイと同社んの合弁会社「上海徳爾福汽車空調系統有限公司」 は初めてこの開発プロジェクトに参加し、一連の重要部品の開発に成功した。すでに顧客の認可を得て量産体制に入っており、同社の新しい主力製品になってい る。(2009年5月26日付プレスリリースより)

-子会社「上海新光汽電公司」は上海汽車集団公司からAP-12ヒューズボックスのサプライヤーに指定された。生産開始予定は2010年10月末。今回の 受注は続くBCM(Body Control Module)開発の基盤となるものと期待している。(2010年4月9日付プレスリリースより)

子会社の移転

-子会社「上海新光汽電公司」は上海浦東地区の金橋に移転し、式典が行われた。上海航天汽車機電股?有限公司は現在、生産開発拠点を金橋、北蔡の2箇所に保有している。(2009年10月30日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発施設

-エアコン、太陽エネルギー、複合材料の3部門でそれぞれテクニカルセンターを保有。

製品開発

-上海市は新エネルギーハイテク産業推進方案を今年5月公布し、新エネルギー自動車主要部品の研究開発と事業化の支援に力を入れている。これを受け上海航 天汽車機電股?有限公司はEPS電動パワーステアリングシステム開発プロジェクトに対する補助を申請していたが、このほど700万元余りの補助金を受ける ことが決まった。年内に無利子で355万元を借り入れ、残りは事業化過程で引き続き無利子で借り入れる予定。(2009年9月24日付会社公告より)

設備投資

2009年度の主な設備投資

(単位:百万元)

投資項目 2009年度の投資額 進捗状況
研究開発施設増設 48 建設中