業績

(百万元)

	2013年12月期	2012年12月期	増減率 (%)	要因
売上高	11,501.21	10,247.39	12.24	-自動車用ガラス販売の好調 -販売促進の最適化、顧客とのパイプを強化 -機能製品、付加価値が高い製品の開発を強化
営業利益	2,258.07	1,811.34	24.66	-コスト低減 -最適な投資による利益の増加
経常利益	2,379.04	1,862.58	27.73
純利益	1,917.12	1,524.64	25.74

事業再編

-子会社「福耀集団双遼有限公司」の株式75%を双遼市金源玻璃製造有限公司に譲渡すると発表。譲渡金額は280百万元。(2013年10月29日付け会社公告より)

-2013年12月、子会社「福耀海南浮法玻璃有限公司」を解散し、2013年12月7日より清算手続きを進めると発表。なお、同子会社の登記抹消手続きは2013年12月31日現在、完了していない。

受賞

-子会社「福耀 (福建) 巴士玻璃有限公司」がCaterpillar (中国) 機械部件有限公司の2012年度優秀サプライヤー賞銅メダルを受賞。(2013年10月22日付けプレスリリースより)

-2013年3月、デトロイトで開催されたGMの第21回グローバルベストサプライヤー年度賞授与式において2012年度サプライヤー賞(GM Supplier of the Year Award for 2012)を受賞。サプライヤーの中から83社が選出され本賞を受賞。中国からは3社が選出された。同社の本賞受賞は最近5年間で4度目となる。(2013年5月20日付けプレスリリースより)

-子会社「福耀汽車零部件有限公司」がCaterpillarのサプライヤー賞銀賞を受賞。(2013年8月26日付けプレスリリースより)

2014年計画

-2014年会社全体の売上高は12,683.90百万元と計画。

研究開発体制

名称	福耀研究開発中心 (Fuyao Technical Center)
業容	-自動車ガラス研究所、建築ガラス研究所、フロートガラス研究所、先端技術研究所、CAE/CAM応用開発部、技術情報と特許部、検査・試験センター、計画・プロジェクト管理部、設備技術研究所、金型工具研究開発センターなど10の部門で構成。 -2006年9月に国家クラスの企業テクニカルセンターとして認定された。 -2013年研究開発投資額は前年比64.41%増の3.89億元。

 

-同社の検査実験センターが2012年11月29日正式に中国合格評定国家認可委員会 (CNAS: China National Accreditation Service for Conformity Assessment) から「国家認可実験センター」の認定を取得したと発表した。同社は試験所、校正機関の能力に関する国際基準ISO/IEC 17025:2005に基づき、1年前より申請準備をしていた。この認定を取得したことにより、同社実験センターの検査結果は56の国と地域の72の認可機関で通用することになる。同社は第三者機関の検査が不要になり製品コストの低減が図れるほか、福耀ブランド価値の向上にもつながるとしている。 (2013年1月16日付けプレスリリースより)

-2013年現在、91件の特許を保有。内の16件は発明に関するもの。

-自動車メーカーと提携して、自動車用ガラスを設計する能力を持つ。世界の主な自動車発達地域に設計センターを４ヶ所保有している。

設備投資プロジェクト

(2012年12月31日現在)

プロジェクト	予算 (百万元)	2013年度の投資  (百万元)	投資済額の 対予算比率 (%)	進捗状況
鄭州福耀	420.00	173.18	96	建設中
「通遼万盛浮法玻璃有限公司」のフロートガラス生産増強	830.00	292.10	36	建設中
福耀ロシア	661.12	316.91	93	建設中

国内投資

-子会社「福耀集団 (瀋陽) 汽車玻璃有限公司」が200百万元を投じ年産能力1.5百万セットの自動車安全ガラス生産拠点を建設すると発表。完成は2014年末を予定している。この瀋陽生産拠点の建設総投資額は430百万元で、第1期としてすでに230百万元を投じ工場建屋などを建設、今回は第2期として生産設備の購入、設置を行う。(2014年2月25日付け会社公告より)

-山東省煙台開発区で孫会社「煙台福耀玻璃有限公司」の生産工場の建設を開始した。同社は2013年に設立されたもので、敷地面積は2.6万平方メートル、総投資額は1.5億元。自動車用ガラスを生産、販売する。2014年7月竣工予定。完成後の年間生産高は1億元を見込む。上海通用東岳汽車への現地供給が可能になるとしている。(2013年12月12日付け各種リリースより)

-2013年3月開催の取締役会において、内モンゴルの子会社「福耀集団通遼有限公司」 (通遼公司) の投資案件を可決したと発表。それによると、通遼公司は8.3億元を投じて既存の建築用フロートガラス生産ライン2本を自動車用フロートガラス生産ラインに改造する。次世代フロート製法を採用して生産するフロートガラスは自動車用の強化ガラス、複層ガラス、合わせガラスなどに2次加工する。この設備投資により見込まれる売上高は年平均約7.39億元、税引き後利益は約1.74億元。(2013年3月19日付け会社公告より)

海外投資

<米国>
-米国オハイオ州に全額出資子会社「福耀玻璃米国有限公司」 (仮称) を設立し、2億米ドルを投じて自動車用安全ガラス工場を建設すると発表した。子会社の資本金は6,000万米ドル。GM、クライスラー、トヨタ、ホンダ、現代・起亜など北米に生産拠点を持つ自動車メーカーに供給する。(2013年10月22日付け各種リリースより)

-完全子会社「Fuyao Automotive North America, Inc. (北米福耀)」の増資を決定したと発表。増資額は1,000万米ドルで、2年間で実施する。増資完了後、登録資本金は600万米ドルから1,600万米ド ルに引き上げられる。北米福耀は自動車ガラス付属品の取り付け、在庫管理、販売、アフターサービスを行っており、2013年1-3月の売上高は約288万米ドル、純利益136,000米ドルだった。増資により得た資金でプラスチック射出成形設備の増設を行い、業務拡大を図る。 (2013年4月18日付け会社公告より)

<ロシア>
-ロシアに建設した自動車ガラス工場へ原材料を供給しコストを削減するために、ロシアカルーガ州に全額出資子会社「福耀ロシアフロートガラス有限公司」 (仮称) を設立し、2.2億米ドルを投じてフロートガラス工場を建設すると発表。子会社の資本金は8,000万米ドル。(2013年10月22日付け会社公告より)

-ロシアのカルーガ州に建設した自動車用安全ガラス工場が、2013年9月7日に生産を開始した。この新工場建設プロジェク トは2011年6月に始動したもので、総投資額は2億米ドル。建設は2段階に分けて行う。今回は第1段階として年産能力100万台分の工場が稼働した。第 2段階では年産能力を200万台分に引き上げると計画。(2013年9月9日付けプレスリリースより)