業績

(百万元)

	2012年12月期	2011年12月期	増減率 (%)	要因
売上高	10,247.39	9,689.41	5.76	-自動車用ガラス販売の好調 -販売促進の最適化、顧客とのパイプを強化 -機能製品、付加価値が高い製品の開発を強化
営業利益	1,811.34	1,709.10	5.98	-コスト抑制 -技術発展 -内部建設により、経営リストを低減 -適合な投資をすることで、収益の増加などが営業利益の増加に貢献
経常利益	1,862.58	1,772.33	5.09
純利益	1,524.64	1,512.61	0.80

新会社

-福耀玻璃工業集団股份有限公司は次の投資案件を発表した。
1. 同社は同社の100%出資子会社「福耀集団 (福建) 工程玻璃有限公司 (Fuyao Group (Fujian) Engineering Glass Co., Ltd.) (略称：工程玻璃)」と福建省福清市江陰鎮 (Jiangyin Town, Fuqing City, Fujian) に合弁会社を設立する。合弁会社の資本金は7億元で、同社が80% （56,000万元） を、工程玻璃が20% （14,000万元） を出資する。透明ガラス、着色ガラス、特殊ガラスなどの生産、板ガラスの加工および技術開発を行う。
2. 同社は2.3億元を投じて遼寧省瀋陽市大東区 (Dadong District, Shenyang City, Liaoning) に自動車安全ガラス生産工場を建設する。(2012年11月20日付け会社公告より)

-4月18日、同社の子会社「重慶万盛浮法玻璃有限公司 (Chongqing Wansheng Float Glass Co., Ltd.)」は2012年4月18日、自動車用高級フロートガラス生産ラインの点火式を行い稼働を開始した。このラインは2010年1月に着工し、福耀集団が5億元をかけ建設したもの。重慶万盛の2本目のフロートガラス生産ラインであり、福耀集団としては8本目のラインとなる。一日あたりの溶融量は450トン。このラインの稼働により需要旺盛な自動車ガラス素板を中国西南地区だけでなく全国、ひいては海外にも供給することが可能となる。(2012年5月8日付けプレスリリースより)

-2012年4月23日に開催した取締役会において以下の通り決議した。
重慶万盛浮法玻璃有限公司はXupu Silicon Industry Chemical Co., Ltd.と湖南省懐化市に合弁会社「福耀Xu (さんずいに叙) 浦硅砂有限公司 (Fuyao Xupu Silica Sand Co., Ltd. (仮称)」を設立する。
同社と完全子会社福耀集団(長春)有限公司は遼寧省瀋陽市に合弁会社「瀋陽福耀玻璃有限公司 (Shenyang Fuyao Glass Co., Ltd.) (仮称)」を設立する。(2012年4月23日付け会社公告より)

子会社の解消

-子会社福輝貿易 (香港) 有限公司 (Fuhui Trading (Hongkong) Co., Ltd.) を解散。(2012年4月23日付け会社公告より)

-香港淼鑫投資有限公司を解散、清算する。2012年10月26日に登録を取り下げた。（2012年会社公告より）

受賞

2012年3月13日、福耀玻璃工業集団股份有限公司はGMの2011年度グローバル優秀サプライヤー賞を受賞した。これは同社のJ300 (Chervolet Cruze) プラットホームモデル向けガラス製品供給における安定的生産、高品質、顧客サービスが評価されたもの。2008年にＧＭへの供給を開始して以来、受賞は3度目。(2012年5月8日付けプレスリリースより)

研究開発体制

名称	福耀研究開発中心 (Fuyao Technical Center)
業容	-自動車ガラス研究所、建築ガラス研究所、フロートガラス研究所、先端技術研究所、CAE/CAM応用開発部、技術情報と特許部、検査・試験センター、計画・プロジェクト管理部、設備技術研究所、金型工具研究開発センターなど10の部門で構成。 -2006年9月に国家クラスの企業テクニカルセンターとして認定された。 -同社は2009年に87.4百万元、2010年に1.55億元をテクニカルセンターに投資。 -2012年研究開発用として2.36億元を投資。

 

-同社が主導的に編集、申請していた「自動車フロントシールド熱線反射合せガラス」の自動車産業規格が中国工業情報化部 (Miniftry of Industry and Information Technology of the P. R. of China) の2012年第一四半期産業規格立案承認を取得した。自動車フロントシールド熱線反射合せガラスは高い透光性と断熱性、低反射、耐久性にすぐ れた被膜などの特長を持ち、自動車に求められる安全性や断熱性を満足するものとして需要が高まっている。同社はその産業化を加速するため社内に専門のグループを編成し規格制定にあたっており、2012年中に完成させたいとしている。(2012年9月25日付けプレスリリースより)

-2012年に 86件の特許を申請・取得した。その内の18件は発明関係。

-自動車メーカーと提携して、自動車用ガラスを設計する能力を持つ。世界の主な自動車発達地域に設計センターを４ヶ所保有、現地需要に応じて設計し、各市場での事業拡大につなげる。

設備投資プロジェクト

(2012年12月31日現在)

プロジェクト	予算 (百万元)	2011年度の投資  (百万元)	投資済額の 対予算比率 (%)	進捗状況
「重慶万盛浮法玻璃有限公司」の自動車用フロートガラス生産ライン (2本) 建設	800.0	332.76	99	建設中
鄭州福耀	420.0	33.63	76	建設中
福耀ロシア	661.12	12.13	40	建設中

増資

-福耀玻璃工業集団股份有限公司は2012年4月23日に開催した取締役会において以下の通り決議した。
同社と完全子会社福耀 (香港) 有限公司およびMeadland Limitedは福建省万達汽車玻璃工業有限公司に160百万元の増資を行う。
子会社福建省万達汽車玻璃工業有限公司とMeadland Limitedは広州福耀玻璃有限公司に25百万米ドルを増資する。
同社と完全子会社福耀 (香港) 有限公司は福耀集団北京福通安全玻璃有限公司に20百万米ドルを増資する。
同社と完全子会社福耀 (香港) 有限公司は福耀集団双遼有限公司に10百万米ドルを増資する。
(2012年会社公告より)