福耀玻璃工業集団股份有限公司 2009年度の動向
ハイライト
業績 |
(百万元) |
2009年12月期 | 2008年12月期 | 増減率(%) | 要因 | |
売上高 | 6,079.37 | 5,716.97 | 6.34 |
-自動車業界再編と、政府による販売促進策を受け、販売が前年比で増加。 |
営業利益 | 1,473.43 | 281.03 | 424.30 | 営業利益が過去最高を記録したことには、主に以下の要因が挙げられる。 -自動車業界再編と、政府による販売促進策の影響。 -国内市場での需要大幅増加 |
経常利益 | 1,282.29 | 314.89 | 307.22 | |
純利益 | 1,118.03 | 246.05 | 354.39 |
企業買収
2009年12月、Henniges Automotiveから、金徳福耀玻璃密封件(長春)有限公司(GDX-Fuyao Glass Systems (Changchun) Co., Ltd.)の株式51%を取得。これにより、金徳福耀玻璃密封件は、同社の100%子会社となった。会社名は2010年2月より、福耀(長春)巴士玻璃有 限公司(Fuyao (Changchun) Bus Glass Co., Ltd.) へ変更。売却
2008年12月30日より生産を停止していた完全子会社「福耀海南浮法玻璃有限公司」を海南中航特玻材料有限公司に売却すると発表。暫定売却価格は 4.5億元。フロートガラス生産会社を売却することで業務を自動車用ガラスに集約してゆく。(2009年4月17日付会社公告より)開発動向
研究開発体制
名称 | 福耀研究開発中心 (Fuyao Technical Center) |
業容 | -自動車ガラス研究所、建築ガラス研究所、フロートガラス研究所、先端技術研究所、CAE/CAM応用開発部、技術情報と特許部、検査・試験センター、計画・プロジェクト管理部、設備技術研究所、金型工具研究開発センターなど10の部門で構成。 -2006年9月に国家クラスの企業テクニカルセンターとして認定された。 -同社は2005年に1.57億元、2006年に2.1億元をテクニカルセンターに投資。 |
製品開発
福耀玻璃上海製造部は自動車フロントガラス用「Low-Eガラス」の量産を開始。このLow-Eガラスコーティング技術は同社が自主開発し特許申請してい るもので、単層、複層シルバー膜コーティングLow-Eガラスの可視光線透過率は75%以上、日射直接透過率は43%以下を実現、ともに国際先進レベルに 達している。(2010年1月28日付プレスリリースより)設備投資
設備投資プロジェクト
(2009年12月31日現在)
プロジェクト | 予算 (百万元) |
2009年度の投資 (百万元) |
投資済額の 対予算比率(%) |
進捗状況 |
「福耀玻璃(湖北)有限公司」の自動車用安全ガラス生産設備建設 | 287.66 | 53.9 | 99 | 建設中 |
「広州福耀玻璃有限公」の安全ガラス生産設備建設 | 600.0 | 14.9 | 98 | 2007年10月から生産を開始 |
「北京福通安全玻璃有限公司」の安全ガラス生産設備建設 | 496.15 | 39.1 | 99 | 2007年8月から生産を開始 |