長春一東離合器股份有限公司 2009年度の動向
ハイライト
業績 |
(百万元) |
| 2009年12月期 | 2008年12月期 | 増減率(%) | 要因 | |
| 売上高 | 400.28 | 520.60 | (23.11%) | 以下の諸要因により、販売が大幅に減少した。 -子会社である上海一東離合器(Shanghai Yidong Clutch co., Ltd.)の売却、および長春一東装備製造(Changchun Yidong Equipment Manufacturing Co., Ltd.)の事業停止。これによる売上減少幅は1億800万元。 -2009年には乗用車の販売が増加しているが、同社の売り上げに占める乗用車向けの比率が27%に過ぎず、影響が限定的だった。 |
| 営業利益 | (44.73) | 11.87 | - | -生産移転と半製品の供給過剰により、売上総利益率と売り上げがともに減少。 -売掛債権中の不良債権が1年間で増加し、605万元の減益要因となった。 -生産移転にともなう費用・支出が増加。 -品質クレームの増加による費用が2,520万元。 |
| 経常利益 | (40.25) | 13.24 | - | |
| 純利益 | (34.44) | 12.01 | - |
企業買収
同社の株主である吉林東光集団(以下東光集団と略す）、第一汽車集団(FAW)などに対して総数90百万株を非公開に発行し、東光集団、FAWなどが所有 する自動車部品事業関連の資産を買収する。買収する資産は吉林大華機械製造有限公司の株式95.35%、吉林汽車制動器廠の全資産と関連する負債、山東蓬 翔汽車有限公司の株式85%。これらの評価額は国有資産監督管理委員会に届出を行った上で最終的に決定する。(2009年10月23日付会社公告より)リストラクチュアリング
-子会社上海一東離合器及び長春一東装備製造の生産を中止。-上海一東離合器の株式を売却
開発動向
研究開発体制
長春一汽富維汽車零部件股份、長春一東離合器股份有限公司、富奥汽車零部件股份有限公司は吉林大学(Jilin University)、中国第一汽車集団公司テクニカルセンターとともに新たに合弁会社を設立する。新会社の登録資本金は10百万元。吉林大学が50% にあたる500万元を、その他各社はそれぞれ10%にあたる100万元を出資する。新会社では自動車部品の開発、設計、試験、測定、技術コンサルティン グ、技術サービス、トレーニング、ソフト開発を行う。(2009年8月4日付会社公告より)製品開発
2009年の新製品開発は20品目設備投資
2009年度の主な設備投資 |
(単位:百万元) |
| プロジェクト | 資金 | 予定 投資額 |
本年度 の投資 |
投資済額の 対予算比率 |
進捗状況 |
| 吉林自動車部品研究開発センター建設 | 自己資金 | 1 | 1 | 100% | 完了 |
| 長春ハイテク開発区の新工場用地取得 | 募集資金 | 10.60 | 10.60 | 100% | 完了 |
| 長春ハイテク開発区の新工場建設、移転プロジェクト | 自己資金 | 128.02 | 65.42 | 51.1% | 建設完了 移転開始 |
