富奧汽車零部件股份有限公司 動向 2008

ハイライト

<組織再編>
寧波華翔電子股份有限公司の資本参加
-2008年1月、富奧汽車零部件有限公司 (旧富奥)の組織改編後誕生した「富奧汽車零部件股?有限公司 (Fawer Automotive Parts Limited Company)」 (新富奥)の開業式が長春市で行われた。この組織改編は中国政府の国有企業改革政策に基づき行われたもので、新たに民営企業の「寧波華翔電子股?有限公司」が資本参加し筆頭株主となった。これにより新富奥は寧波華翔、第一汽車集団、旧富奥が共同出資する非国有企業となった。新会社の登録資本金は10億元、寧波華翔が株式の49%、旧富奥が16%をそれぞれ現金にて出資、第一汽車集団は旧富奥の純資産を以って35%を出資する。
  寧波華翔は傘下に子会社10数社を保有する浙江省の民営自動車部品メーカーで、深?証券取引所に上場している。内外装部品を主要製品とし、上海VW(Shanghai VW)、上海GM(Shanghai GM)、一汽VW(FAW-VW)、天津一汽トヨタ(Tianjin FAW Toyota Motor)等大手カーメーカーに製品を納入している。近年は企業買収によりシャシー部品、エンジン部品、エアコンシステム等分野にも進出。

設備投資

<インダストリアル・パーク建設>
-2008年6月、同社は長春汽車産業開発区において富奥工業園の定礎式を行った。インダストリアル・パークの敷地面積は30万平方メートル。3.8億元を投じて第一期工事を行う。完成後は長春に所在する同社の全額出資子会社 5社と合弁会社3社が入園することになっており、全体の年間売上高は19億元を超える見込み。(2008年7月4日付プレスリリースより)