N.V. Bekaert S.A. 2012年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万ユーロ)
  2012年12月期 2011年12月期 増減率 (%) 要因
売上高 3,460.6 3,340.0 3.6 1)
EBITDA 274.8 496.6 (44.7) -

要因

1) 売上高
-2012年12月期の売上高は、前年比3.6%の増加。買収および売却効果、為替差損が売上高を押し上げた。

合弁会社

-2012年8月、同社はマレーシアの鋼鉄グループSouthern Steel Berhad (SSB) との間で合弁会社「Bekaert Southern Wire Pte Ltd」の設立手続きを完了したと発表。出資比率はBekaertが55%、SSBが45%。この合弁会社設立に関しては2012年5月9日付で発表済み。新会社に含まれるのは、マレーシアのShah AlamおよびIpohに位置するSSBのワイヤー工場と、インドネシアKarawangに位置するBekaertの亜鉛めっきワイヤー工場となる。シンガポールを本拠とし、東南アジアの顧客向けに供給を行う予定。取引金額は約47百万ユーロ。(2012年8月30日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発費

(単位:百万ユーロ)
  2012年12月期 2011年12月期
合計 69.4 90.1

-2012年12月期の研究開発費は、主にベルギーのDeerlijkおよび中国江蘇省・江陰 (Jiangyin) 市のテクノロジーセンターに投じられた。前年比で23.3%増加しているが、これは同社のソーイングワイヤー事業に注力していく方針により、同事業の研究開発に対する投資が増加。

研究開発体制

-2012年12月31日現在、400名が研究開発に従事している。

-グローバル開発拠点は、ベルギーのDeerlijkおよび中国江蘇省・江陰 (Jiangyin) 市のテクノロジーセンター。

設備投資

設備投資額

(単位:百万ドル)
  2012年12月期 2011年12月期
全社 127.3 277.7

海外投資

<中国>
-2012年、同社と新余鋼鉄 (Xinsteel) は、中国の江西省新余 (Xinyu) に新工場の建設を開始した。新工場「Bekaert (Xinyu) New Materials Co., Ltd.」は、江西省新余市ハイテク産業開発区に位置し、敷地面積は75,000平方メートル。現在2つの工場に分かれているスプリングワイヤーの生産ラインを収容する。2013年第3四半期に稼動を開始し、主に中国国内に供給を行う予定。なお、Bekaertと新余鋼鉄は、2011年12月に折半出資の合弁会社を設立し提携を開始している。(2012年5月28日付プレスリリースより)