Kumho Tire Co., Inc.[錦湖 (クムホ) タイヤ (株)] 2019年12月期の動向
業績 |
(単位:百万ウォン) |
2019年 12月期 |
2018年 12月期 |
増減率 (%) | |
売上高 | 2,369,199 | 2,558,681 | (7.4) |
営業利益 | 59,405 | (78,852) | - |
当期純利益 | (57,879) | (182,696) | - |
受注
-起亜自動車が2019年7月に発売する小型SUV「Seltos」の新車装着用タイヤを独占供給する。同社が納入するタイヤは「SOLUS TA31」16インチおよび17インチと「SOLUS TA91 Majesty 9」18インチ。(2019年7月11日付各種リリースより)
-現代自動車のバン型商用車「Solati Limousine」の新車装着用として20インチタイヤを独占供給していると発表した。この車両は韓国の全州工場で生産されているほか、欧州市場向けにはモデル名「H350」としてトルコ工場で生産されている。同モデルにはこれまで16インチタイヤが使用されていたが、車体に比べてタイヤが小さいと現代自動車が判断し、今回同社が20インチタイヤを開発したもの。(2019年5月21日付プレスリリースより)
-Mercedes Benz「Gクラス」の新車装着用として「Solus KL21」タイヤを供給する。同社は2007年にBenz「Aクラス」を向けに納入したのを皮切りに、「Sprinter」「Smart」「Vito」にもOEタイヤを供給している。(2019年1月10日付プレスリリースより)
事業提携
-韓国の証券会社である未来アセット大宇および光州市との間で、同市の光山区に位置する光州工場の移転に向けた業務提携契約を締結した。同社の光州工場は1974年に完成し、敷地面積396,000平方メートルの規模。生産設備の老朽化に伴い、同市の光グリーン産業団地内に移転する考え。なお、この産業団地には現代自動車も工場建設計画を進めている。(2019年1月16日付各種リリースより)
研究開発体制
名称 | 所在地 | 概要 |
中央研究所 [Central R&D Center] |
韓国 京畿道 龍仁 (Yong-in) 市 |
-2013年設立 -メインR&Dセンター |
Kumho Tire America Technical Center (KATC) | 米国 オハイオ州 |
-2006年設立 -北米市場向け補修用タイヤの開発 |
Kumho Tire Europe Technical Center (KETC) | ドイツ フランクフルト |
-1997年設立 -欧州市場向け高性能タイヤの開発 |
Kumho Tire China Technical Center (KCTC) | 中国 天津市 |
-2006年設立 -中国および欧州市場向け高性能タイヤの開発 |
研究開発費 (連結) |
(単位:百万ウォン) |
2019年12月期 | 2018年12月期 | 2017年12月期 | |
金額 | 84,653 | 79,736 | 93,674 |
対売上高比率 | 3.57% | 3.12% | 3.26% |
製品開発
-中国の南京市においてディーラー対象の商品説明会を開催し、プレミアムコンフォートタイヤ「Majesty9 SOLUS TA93」などを公開した。この製品は騒音の分散を最適化する「サウンドハーモニーテクノロジー」を採用し、従来製品に比べて乗車感と静粛性を高めるとともに、耐摩耗性能をはじめとする安全耐久性を強化した。なお、同社の中国法人は2019年5月、30か月振りに営業黒字を記録。同社の連結実績ベースでも2019年の4月と5月に2か月連続で営業黒字を記録しており、第2四半期 (4~6月期) は10四半期振りに黒字転換が見込まれている。(2019年6月20日プレスリリースより)
設備投資額
|
(単位:百万ウォン) |
事業部門 | 2019年12月期投資計画 | 2019年12月期投資済み額 | 2020年12月期投資計画 | 期待効果 |
タイヤ (建物/industrial equipment) | 151,150 | 103,651(50,172) | 97,671 | 品質向上 |