Kalyani Group 2019年3月期の動向

近年の動向

Bharat Forge Ltd.

事業概況
ー2019年3月期、同社の連結売上高は前年比で21.4%増加し、101,457百万インドルピーとなった。前年は83,577百万インドルピー。トラック、産業機械の需要増、新車プログラム等が寄与し増収。
ーEBITDAは20,284百万インドルピーとなり、昨年の17,787百万インドルピーに比べ14.0%の増加。割合は前年の20.0%から21.3%へ増加した。

業績予測
ー需要が不透明である状況下で、向こう12~18ヵ月間の焦点はコスト減、新規製品開発の促進、フリーキャッシュの最大化、および成長機会の開拓に向けられる。
-リスク回避戦略を志向、自動車向けの依存を減らすとともに事業を多角化させることを目指す。
-軽量化や電動化といった新規セグメントへの進出を計画。アルミ鍛造部品では軽量化がポイントになる。

研究開発動向
2019年3月期の主な活動は、高い強度を実現した軽量製品、新工法開発、金属付加製造、冷間鍛造・精密鍛造の開発、HV用鍛造部品の開発、EV部品、ディファレンシャルギアボックスコンポーネント、MPV用アルミ鍛造品、大型車用ギアボックスASSY、HCV用遊星キャリアASSY。

 

Automotive Axles Ltd.

事業概況
ー2019年3月期、連結売上高は、昨年の15,580.6百万インドルピーから19%増の19,420.0百万インドルピー。
ーEBITDAは1,715.8百万インドルピーから35%増の2,320.4百万インドルピー。

国内投資
ー2019年3月期、同社はアクスルの月間生産能力を16,500トンから20,000トンへ、ブレーキを83,000トンから120,000トンへ拡張する計画を開始した。この拡張は2020年3月期の半ばに完了する見込み。

受注
-2019年3月期、同社は国内外で新たに数件の新規受注を報告。新製品の開発によりサスペンション部品への展開を進め、多くの製品が開発中。

研究開発活動
-2019年3月期、同社はMT846アクスルの開発とMT15Iの設計を行った。品質検証はスリッパーサスペンションで完了。このサスペンションの利点はメンテナンスコストの低さ、ビークルダウンタイムの低減、従来品に比べて軽量である点、ホイールアライメントの容易さ、そしてタイヤ寿命の改善である。41~45トン用MS177アクスル、46~55トン用MS185アクスルの開発を開始した。

受賞
-2019年3月期、同社はAshok LeylandからGold Award for New Product developmentを受賞。