China Auto Electronics Group Limited (THB Group)[天海汽車電子集団股份有限公司(天海集団)] 2021年12月期の動向

株式譲渡

-広州工業投資控股集団有限公司(広州工控)は、同社とShanghai Sailing Capital Management Co., Ltd.との間で株式譲渡契約を締結し、株式譲渡が完了した後、広州工控同社の支配株主となる。(2021年3月31日リリースより

プロジェクト着工

-天海集団の孫会社である遼寧天海電器有限公司の新エネルギー車用ワイヤーハーネスプロジェクトが鉄嶺市で着工。(2021年6月1日リリースより)

展示会

-天海集団は、Electronica China 2021に自動車用インテリジェントエレクトロニクス、新エネルギー、高速コネクタ、車両相互接続ソリューションなどの製品出展。(2021年4月29日付リリースより)

子会社の動向

-天海集団の子会社である湖南天海電器有限公司(以下、湖南天海)は、北京汽車からBAIC C53、C62シリーズのハーネスを新規受注したと発表した。受注額は5,780万元。 湖南天海のこれまですべて国有自動車会社向けに製品を提供してきたが、第2期にはGAC FCA向けにも供給するという。 これにより、合弁ブランド向け自動車部品生産の新たな一歩を踏み出す。またグループ本社は、江西省の子会社を2021年初に湖南天海に正式に統合することを決定しており、これにより同社の生産高は約5億元に増加し、600人の雇用が創出される見込み。 (2020年10月5日プレスリリースより)

戦略的提携

-同社はShanghai Shangqi Investment Management Partnership (L.P.)(SAICグループ傘下のプライベートエクイティ投資プラットフォーム)、CATL傘下のNingbo Meishan Bonded Port Area Chendao Investment Partnership (L.P.)、北汽グループ傘下のBAIC Capital Co., Ltd.と戦略的協力協定を締結した。(2021年11月3日リリースより

生産再開

-同社は、企業として新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた管理を強化し、関連規制を遵守する旨の政府要求に従ったうえで、2月9日に生産を再開することが政府から正式に承認されたと発表した。 2月10日には、グループ本社、コネクタ本部、エレクトロニクス事業部、電線事業部、鶴壁海昌特機有限公司、鶴壁天海環球電器有限公司が予定通りに生産を再開したという。また、子会社の福建天海、柳州天海などの子会社も操業を再開した。(2020年2月11日付プレスリリースより
 

研究開発体制

-天海汽器工程研究院は国が認可した技術拠点であり、河南省汽器工程技研究センター、河南省汽車電子工程技術研究センター等の研究ハブを保有。 鶴壁、上海、デトロイトに3つのR&Dセンター、CNAS認定のテストセンターを有し、アジア太平洋地域、米国、オーストラリア、欧州等の国・地域に製品を輸出している。

-上海に天海雪城汽車電子工程研発(上海)有限公司を保有。自動車用エレクトロニクスやパワーシステムの研究を行う。
  

事業戦略

-同社は3段階の開発戦略を策定。第1段階では、2020年に売上高100億元を達成し、工場のデジタル化を推進。 第二段階では、2035年に売上高500億元を達成し、インテリジェント工場を建設する計画。 第三段階では、マザー工場の100周年となる2069年に、売上高3,000億元の売上高を達成し、カーエレクトロニクスシステムのグローバルサプライヤーになることを目指す。

受賞

-鄭州日産より「心芯相連」賞を受賞。2021年12月23日付プレスリリースより