Google (Alphabet Inc.)
業容
-検索エンジン技術、メディア共有とストリーミング、家電、AI、クラウドコンピューティング、オンライン広告、オンラインプラットフォームなど、さまざまな分野でサービスと製品を提供するテクノロジー企業。1998年に設立され、2015年に再編を経て、持株会社Alphabetが設立された。Alphabet設立により、Googleは、Alphabetの最大の子会社となった。
-同社はGoogleサービスとGoogle Cloudの2つの主要な報告セグメントから構成される。Googleサービスは、オンライン広告、Android、Chrome、Google Maps、Google Play、検索、消費者向け端末、YouTubeやGoogle Musicによるメディアストリーミングなどのサービスや製品を提供している。Googleサービスの事業は主に広告、YouTube TVやYouTube Musicなどのサービス、アプリやアプリ内課金の販売。Google Cloudは、インフラストラクチャー、プラットフォームサービス、コラボレーションツール、その他のサービスを企業に提供しており、主に各種クラウドサービスの利用料とサブスクリプションから収益を得ている。また、同社には「Other Bets」と呼ばれるセグメントもあり、これは、幅広い業界にわたる潜在的ソリューションのために、様々な開発段階にある他のテクノロジー企業に投資するものである。このカテゴリーに属する企業は、同社から独立した事業体として運営されており、このセグメントにおける収益は主にヘルスケア関連サービスおよびインターネットサービスによるもの。
-自動車向けには、Android Autoプラットフォーム及び関連システム、Google Built-Inオペレーティングシステム、自動車向けGoogleマップがある。また、Google Cloudは、コネクテッドビークルデータプラットフォーム、OTAソフトウェアアップデート、ソフトウェア開発ツールチェーン、インフォテインメントソリューション、エッジインテリジェンスなどの機能を提供する。子会社のWaymoでは自動運転車の開発を行っている。
-同社は2010年にGoogle Maps、2015年にAndroid Autoなどの技術を開発・導入し、自動車業界における重要なステークホルダーとして台頭してきた。また、同社は2009年に自動運転プロジェクトを開始し、2016年に同社からWaymoへ分離独立した。同社は、自動車産業に関する業績を特に開示していない。