DRB-Hicom (Proton)のすべて

 生産拠点一覧
検索条件が指定されていません
カーソルを合わせてクリックすると拠点概要が表示されます
 ニュース
2024年04月09日(火)

・マレーシア証券取引所(Bursa Malaysia)は3月26日、MCE Holdings (MCE)の100%子会社である自動車部品メーカーMulti-Code Electronics Industriesがマレーシアの自動車メーカープロトン(Proton)の車両向けに電子部品とメカトロニクス部品を供給する契約を獲得したと発表した。 

・部品の供給は2025年7月31日に終了する会計年度の第2四半期に開始される予定で供給期間は84ヵ月。 

・このプロジェクトによるMCEグループの84ヵ月間の売上高は約5,519万リンギット(約1億7,600万円)、投資総額は65万リンギット(約2,000万円)と見積もられている。 

(From Bursa Malaysia announcement dated March 26, 2024)

2024年04月08日(月)

・プロトンは4月4日、2024年3月の販売(輸出含む)が前年同月比13.1%減の1万2,666台だったと発表した。

・2024年1-3月累計では、前年同期比2.8%減の3万9,150台となった。プロトンの推定では、1-3月のマーケットシェアは19.3%で、メーカー別で2位を維持したという。

・モデル別でみると、Aセグメントセダン「サガ(Saga)」の販売は第1四半期が1万8,247台に達し、過去十数年で最も好調な数字を記録した。3月単月では5,906台(うち、輸出は93台)だった。一方、コンパクトセダン「S70」の販売は第1四半期が5,828台、3月単月では2,072台(うち、輸出は35台)となった。

・他のモデル別販売としては、3月にBセグメントSUV「X50」が1,626台、CセグメントSUV「X70」が603台を販売し、引き続きSUVセグメントで好調を維持。同社初の新エネルギー車(NEV)であるDセグメントSUV「X90」の3月販売は326台だった。

・マレーシアでは新車の発売が相次いで行われているが、廉価な価格帯のモデルに対する需要は依然として強いという。

(From Proton press release on April 4, 2024 and on April 5, 2023)

2024年03月19日(火)

・3月13日付のマレーシア現地紙New Straits Timesの報道によると、プロトンに部品を納めている100社以上のサプライヤーが事業コストの上昇により深刻な財政難に直面していると、Malaysia Fujian Chamber of Commerce and Industry (MFCCI)の会長が明かしたという。

・MFCCIの会長は、プロトンベンダー協会(PVA)はすでにプロトンに対し部品サプライヤーが抱える困難について対処するよう求めているが、彼らの訴えは無視されていると述べた。

・この問題が続けば、最終的に多くのサプライヤーの破綻につながり、自動車産業全体で働く何千人もの従業員に影響を及ぼす可能性があるとMFCCIは指摘した。また、この問題はプロトンが新型サブコンパクトSUV「50」、コンパクトSUVの改良型「X70」、新型ミッドサイズSUV「X90」向けに約束していた量の部品を発注しなかったために起こったものであり、その結果、生産量が最大で50%減ったとMFCCIは信じている。

・MFCCIはさらに、マレーシアのサプライヤーが価格を下げたがらないことを理由に挙げて価格競争力のある中国からのCKD部品を輸入するというプロトンの決定を非難した。このような行動はプロトンとベンダー協会の間の関係をさらに悪化させている。

(From an article of New Straits Times on March 13, 2024)