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 ニュース
2025年02月17日(月)

・プロトンは2月12日、2025年1月のマレーシアでの販売台数が9,914台(国内、輸出、e.MAS、スマートカーを含む)となり、前年同月の1万2,882台(内燃エンジン車のみ)を下回ったと発表した。この減少は自動車業界の低迷と一致しているという。

・販売台数の推定値に基づくと、プロトンの1月の市場シェアは19.7%で、2024年通年の18.7%から上昇すると予測される。

・2025年1月のプロトンの輸出台数は、BセグメントSUV「X50」とコンパクトセダン「S70」を筆頭に200台が輸出され、前年同月の107台から86.9%増となった。これにより、2018年の吉利汽車との協業初年度以来過去最高の1月輸出台数を記録した。

・Aセグメントセダン「サガ(Saga)」は1月に4,597台販売され、プロトンの中で最も売れたモデルとなった。続いて「X50」が1,436台、Bセグメントセダン「ペルソナ(Persona)」が1,221台、「S70」が1,143台だった。

・プロトンによると、2024年末に行われた自動車メーカーによる前例のない販売促進活動を受けて、自動車業界にとって2025年はスローペースで始まるリスクがあったという。また、多くの購入者は所有の初期段階にあるため、市場では新車の買い替えサイクルに一時的な変動がみられるとしている。プロトンは、2024年に多くの新モデルが発売されたため、業界関係者は飽和状態の市場で購入者の関心を引くために2025年はさらに努力しなければならないと付け加えた。

(From Proton press release dated February 12, 2025)

2025年02月10日(月)

・プロトンは、マレーシアのペラ州タンジュンマリム(Tanjung Malim)で電気自動車(EV)生産工場の建設を開始した。現地メディアPaul Tanが2月7日に報じた。

・新工場は2025年内の完成を予定しており、投資額は8,200万リンギット(約28億円)。第1段階では年間生産能力2万台を確保する。

・同工場では現在中国から輸入しているCセグメント電気SUV「eMAS 7」を皮切りに、吉利汽車のGMAプラットフォーム(Global Modular Architecture)をベースとした複数の新エネルギー車(NEV)を国内および輸出向けに生産する。「eMAS 7」は吉利「EX5 (中国名:銀河E5、Galaxy E5)」の姉妹車にあたる。

・また、プロトンは市場の需要次第で、第2段階として年間生産能力を4万5,000台まで引き上げることも視野に入れているとしている。

(From Proton press release and an article of Paul Tan on February 7, 2025)

2025年01月27日(月)

・プロトンは2025年内に、AMA (A-Segment Modular Architecture)プラットフォーム、GMA (Global Modular Architecture)プラットフォームを採用したモデルや「Xシリーズ」/「Sシリーズ」の中から1モデル、少なくとも新たに3モデルを投入する計画を明らかにした。マレーシア現地メディアPaul Tanが1月23日と24日に報じた。

・GMAプラットフォームは、小型ハッチバックEVの「eMas 5」と「eMAS 3」に採用される計画で、Cセグメント電気SUV「eMAS 7」のプラグインハイブリッド車(PHV)も採用候補となっている。一方、AMAプラットフォームは、次世代のAセグメントセダン「サガ(Saga)」に採用される計画で、BセグメントSUVの改良型「X50」またはミッドサイズSUV「X90」も採用候補となっている。

・また、プロトンは2022~2024年にかけて年間販売台数約15万台にとどまっているが、2030年までにその数を33万台にまで引き上げるという意欲的な目標を発表した。 

・輸出面では、プロトンは、「サガ」をはじめとするAMAプラットフォームをベースとするモデル群や35億ドルを投じたエジプトのCKD工場が、グローバルマーケットでの成功に大きく寄与すると期待を示した。

(From an article of Paul Tan on January 24, 2025 and on January 23, 2025)