・タイ投資委員会(BOI)は4月22日、2年以上の協議を経て、奇瑞がタイ市場へ参入する準備が整ったと発表した。
・同社はまず、市場調査の目的で2024年半ばまでに電気自動車(EV)を発売する準備を進め、同時にEV工場を立ち上げる計画も進める。
・奇瑞は2025年までに、タイ国内および海外のRHD (右ハンドル)市場向けに、ハイブリット車(HV)とEVの生産を開始する。この投資プロジェクトについては、2024年4月2日にBOIから承認を受けた。
・奇瑞は、電動車ブランドの展開を目指すタイ法人として、海外で使用しているサブブランドの名前を冠したOmoda & Jaecoo Thailand Co. Ltd.を設立した。
・工場はラヨーン県に設置する。第1段階として2025年までに年間約5万台のEVとHVを生産する計画。第2段階として、2028年までに年間生産能力を8万台に拡大する。
・初期段階ではコンパクト電気SUV「オモダC5 (Omoda C5)」を輸入販売し、その後コンパクト電気SUV「Jaecoo 6」、コンパクトSUVのプラグインハイブリッド車(PHV)「Jaecoo 7」と「Jaecoo 8」を投入していく。
・ディーラーはタイ全土に39カ所設置する予定。
(From Thailand Board of Investment release dated April 22, 2024)