・北汽集団傘下の新エネルギー車(NEV)ブランド北京藍谷極狐汽車科技有限公司(ARCFOX、中国名:極狐)は4月11日、「ダーウィンシステム(Darwin system、達爾文系統) 2.0」を発表した。このシステムは以下の7つの技術を統合したものである。
- 安全性 : 6つのセキュリティシールドを備え、以下を実現。360度のアクティブセーフティ、グローバル基準を超える衝突基準、最速での救援、高圧でも安全のゼロリスク、金融レベルの情報セキュリティ、全ライフサイクルで衰えない安全性能を維持。
- ウェルネス : 5項目の業界一のオリジナル技術で99.99%除菌、抗ウィルス、ダニ駆除、アルデヒド除去、ベンゼン除去を実現。
- バッテリー:5Cの急速充電バッテリー「極光電池」を投入。自然発火ゼロの安全性、低下ゼロの耐久性、簡便で速い充電、冬季でも15分で80%充電といった特性を備える。このほか、ワイヤレス充電に対応するモデルを投入し、2025年に量産を実現する計画。
- パワー:全域800V SiC高圧アーキテクチャを採用し、発熱の少ない、放熱の速い第4世代デュアルモーターを組み合わせる。総出力は530PSを超え、0-100km/h加速はポルシェ911に匹敵する3.7秒を実現。
- コックピット:7.1.4パノラマサウンドスピーカーを採用。2kW以上の大出力およびアクティブノイズキャンセリング技術を備え、6Aのコンフォートレベル認証を取得したベルベットシートを配する。
- シャシー:フルシーン対応のシャシーチューニングを通して、インテリジェントブレーキ、インテリジェントステアリングなどのインテリジェント機能を統合し、各種の使用環境に容易に対応する。
- スマート化:新世代スマートコックピット用「霊智OS」を搭載する。3つのLiDAR、計34個の高性能センサーなどを備え、演算性能は400TOPSに達し、車‐クラウドのエコシステムを構築してあらゆるニーズに対応する。
・北汽ARCFOXはまた、「ダーウィンシステム2.0」を搭載する新しいプラットフォーム「北極星」を発表した。同プラットフォームは北汽集団がIMCアーキテクチャを基に自主開発した初のハイエンドフラグシップ電気自動車(EV)向けのプラットフォームで、主にミッドサイズ以上の中・高級車に採用する。