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2024年04月15日(月)

・北汽集団傘下の新エネルギー車(NEV)ブランド北京藍谷極狐汽車科技有限公司(ARCFOX、中国名:極狐)は4月11日、「ダーウィンシステム(Darwin system、達爾文系統) 2.0」を発表した。このシステムは以下の7つの技術を統合したものである。

  • 安全性 : 6つのセキュリティシールドを備え、以下を実現。360度のアクティブセーフティ、グローバル基準を超える衝突基準、最速での救援、高圧でも安全のゼロリスク、金融レベルの情報セキュリティ、全ライフサイクルで衰えない安全性能を維持。
  • ウェルネス : 5項目の業界一のオリジナル技術で99.99%除菌、抗ウィルス、ダニ駆除、アルデヒド除去、ベンゼン除去を実現。
  • バッテリー:5Cの急速充電バッテリー「極光電池」を投入。自然発火ゼロの安全性、低下ゼロの耐久性、簡便で速い充電、冬季でも15分で80%充電といった特性を備える。このほか、ワイヤレス充電に対応するモデルを投入し、2025年に量産を実現する計画。
  • パワー:全域800V SiC高圧アーキテクチャを採用し、発熱の少ない、放熱の速い第4世代デュアルモーターを組み合わせる。総出力は530PSを超え、0-100km/h加速はポルシェ911に匹敵する3.7秒を実現。
  • コックピット:7.1.4パノラマサウンドスピーカーを採用。2kW以上の大出力およびアクティブノイズキャンセリング技術を備え、6Aのコンフォートレベル認証を取得したベルベットシートを配する。
  • シャシー:フルシーン対応のシャシーチューニングを通して、インテリジェントブレーキ、インテリジェントステアリングなどのインテリジェント機能を統合し、各種の使用環境に容易に対応する。
  • スマート化:新世代スマートコックピット用「霊智OS」を搭載する。3つのLiDAR、計34個の高性能センサーなどを備え、演算性能は400TOPSに達し、車‐クラウドのエコシステムを構築してあらゆるニーズに対応する。

・北汽ARCFOXはまた、「ダーウィンシステム2.0」を搭載する新しいプラットフォーム「北極星」を発表した。同プラットフォームは北汽集団がIMCアーキテクチャを基に自主開発した初のハイエンドフラグシップ電気自動車(EV)向けのプラットフォームで、主にミッドサイズ以上の中・高級車に採用する。

北汽ARCFOXのWeChat公式アカウント1/2に基づく

2024年03月29日(金)

・北京現代は3月26日、第11世代となるミッドサイズセダン「ソナタ(Sonata、索納塔)」を発売したと発表した。全6グレード設定され、価格は13.98万元-18.68万元。

・宇宙戦艦からインスピレーションを得て、グローバルONE MODEL統一デザインを採用している。車体サイズは、全長4,945mm、全幅1,860mm、全高1,445/1,450mmで、ホイールベースは2,875mm。

・新型i-GMPプラットフォームをベースに開発され、1.5Lターボエンジン+8AT、2.0Lターボエンジン+8ATの2種類のパワートレインが選択可能。1.5Lターボエンジンの最高出力は125kW、最大トルクは253Nmで、最高時速は210km/h、WLTCにおける100km当たりの燃費は6.25/6.41L。2.0Lターボエンジンの最高出力は184kW、最大トルクは353Nmで、最高時速は240km/h、WLTCにおける100km当たりの燃費は6.9/7.1Lとなる。

・先進運転支援システム「Hyundai Smartsense」、現代自動車のインフォテインメントシステム「Connected Car Navigation Cockpit(ccNC)」などを搭載し、最大27項目のADAS機能を提供する。

北京現代のWechat公式アカウント公式サイトモデル情報に基づく

2024年03月27日(水)

・北京汽車は3月21日、新エネルギー車(NEV)のオフロードSUV向け新技術である電気駆動ソリューション「魔核」を発表し、同技術を初搭載したファミリー向けハイブリッド車(HV)のコンパクトオフロードSUV「BJ30」を公開した。

・電気駆動ソリューション「魔核」は以下5つの自社開発技術を含む。

  • アーキテクチャは、コンパクトモデルから中大型モデルまでに対応し、フレキシブルバッテリー・シャシー一体化設計を採用し、高いバッテリー安全性を実現。
  • エネルギー補給では、一体化アーキテクチャを採用することで、効率を引き上げ、エネルギー消費を低減するという両面で、技術的ブレークスルーを実現。
  • 電気駆動システムは、ディファレンシャルロック付きデュアルモータードライブアクスルを搭載し、0-100km/h加速6秒以内を実現。
  • 意思決定システムは、「全地形ATS」を開発し、11種類超の地形に対応しつつ、自律的学習型エネルギー管理システムを組み合わせる。今後はさらに「BJ60」などの製品ラインナップに全面的に搭載予定。
  • バッテリーは、幅広い温度に対応し、航続距離がより長く、より安全なバッテリーシステムを実現する。

・「BJ30」は「情感硬核」デザイン言語を採用し、外観や内装はシンプルかつ現代的となっている。車体サイズは、全長4,730mm、全幅1,910mm、全高1,790mmで、ホイールベースは2,820mm。

・「BJ30」は魔核1.5Lターボエンジンを搭載し、フロントとリアに2つの駆動モーターを組み合わせ、システム最高出力は301kW、最大トルクは685Nmとなる。高出力バッテリーと高度に統合されたDHTを配する。0-100km/h加速は6秒台。電子制御4WD駆動システムを採用し、2WDと4WDのスマートな切り替えを実現可能。4WDの総合モードにおける燃費は6.45L、総合モードでの航続距離は1,000㎞超となる。

・「BJ30」は8155チップ、10.25インチ+14.6インチの2つのディスプレイ、レベル2.5の運転支援システムなどの機能を装備する。

・公式サイトによると、「BJ30」は1.5Lターボエンジンを搭載する内燃機関(ICE)車モデルも発売予定で、4月に開幕する北京モーターショーで予約販売を開始する。予約販売価格は12万元からとなる。

北京汽車のWechat公式アカウント1/2/3公式サイトに基づく