・1月30日付のフィリピン現地紙CarGuide.PHによると、フィリピンにおける北京汽車(BAIC)と福田汽車(Foton)のディストリビューターであるUnited Asia Automotive Group, Inc. (UAAGI)は、2025年に両ブランドのラインナップを拡大する準備を進めている。
・福田汽車は、2024年にフィリピンで3,579台を販売し、前年同期比21.6%の成長を達成した。2025年には、内燃エンジン(ICE)仕様のMPV「Traveller Sierra」に加え、小型電気トラック「Wonder」およびトラクターヘッド「EST 6x4 EV」を発売する予定。
・「Traveller Sierra」には電気自動車(EV)バージョンが用意される。第9回フィリピン国際モーターショーで発表された同モデルは、フィリピン初のフルサイズEV乗用バンとして注目されている。
・一方、北京汽車は、フィリピンの主要都市すべてに販売拠点を構える計画を掲げ、ディーラー拡大プログラムを継続的に推進している。さらに同社は、SUV「B30e」の成功を受け、オフロードモデル「B60」の電動化バージョンを間もなくフィリピン市場に投入する予定。同モデルは現地では「B60e」(中国名:「BJ60e」)として販売される。