3 Series (BMW)

 ニュース
2024年10月24日(木)

・10月18日付の国家市場監督管理総局の公式サイトによると、華晨宝馬汽車有限公司(以下、華晨BMW)、宝馬(中国)汽車貿易有限公司(以下、BMW中国)が同局にリコール計画を提出し、2025年3月1日から一部車両のリコールを開始すると発表した。

・華晨BMWのリコール対象車

  • 2011年4月22日から2016年8月23日までに生産された一部の中国生産車「3シリーズ」、合計2万1,945台。
  • 2011年5月4日から2017年4月14日までに生産された一部の中国生産車「5シリーズ」、合計45万8,486台。
  • 2011年1月19日から2015年11月25日までに生産された一部の中国生産車「X1」、合計1万9,108台。

・BMW中国のリコール対象車

  • 一部の輸入車「3シリーズ」、合計1万1,851台。一部の輸入車「4シリーズ」、合計4,449台。一部の輸入車「5シリーズ」、合計2万4,390台。
  • 一部の輸入車「X1」、合計6,052台。一部の輸入車「X3」、合計3万4,736台。一部の輸入車「X4」、合計3,177台。一部の輸入車「X5」、合計8万5,641台。一部の輸入車「X6」、合計1万5,571台。
  • 一部の輸入車「Z4」、合計2,504台。

・今回リコール対象となった車両は、搭載されている400W電動クーラントポンプのプラグ位置や構造設計に問題があり、密封性が不十分で、外部からの液体による侵食の可能性がある。長期間にわたる影響でプラグ内部が腐食または錆びて、内部で短絡が発生する可能性がある。極端な場合は、局所的に過熱する可能性が否定できず、車両火災のリスクが高まり、安全上の懸念が生じる。

・華晨BMWとBMW中国は、リコール対象車両に対し無料で電動クーラントポンプのプラグおよびプラグ接続部を点検し、必要に応じて交換を行う。また、プラグコネクタに保護カバーを追加して安全上のリスクを解消する。

国家市場監督管理総局の公式サイトに基づく

2024年08月22日(木)

・米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は8月20日、BMWがウォーターポンプの電気プラグコネクターからショートする懸念があるとして、米国で72万796台をリコールしていることを発表した。NHTSAは文書で、「ウォーターポンプの電気コネクターの密閉が不適切なため、水にさらされてショートする可能性がある」と述べている。 

・このリコールには、2012年から2018年までの乗用車「2シリーズ(2 Series)」、「3シリーズ」、「4シリーズ」、「5シリーズ」、スポーツカー「Z4」、クロスオーバーSUV「X1」、「X3」、「X4」、「X5」が含まれる。 

・このウォーターポンプとプラグコネクターは、ドイツのRheinmetall傘下のPierburg Pump Technologyから供給されたものである。 

・販売店は、ウォーターポンプとプラグコネクターを点検し、必要に応じて交換するとともに、保護シールドを無料で取り付ける。 

・NHTSAによると、BMWは約18件の顧客からの苦情を把握しているが、米国ではこれに関連する事故や負傷の報告は受けていないという。 

(NHTSA report and other sources on August 20, 2024)

2024年08月20日(火)

・8月16日付の国家市場監督管理総局の公式サイトによると、華晨宝馬汽車有限公司(以下、華晨BMW)、宝馬(中国)汽車貿易有限公司(以下、BMW中国)が中国市場監督管理総局にリコール計画を提出し、2024年8月16日から一部車両のリコールを開始すると発表した。

・華晨BMWのリコール対象車

  • 2017年9月18日から2017年11月8日までに生産された一部の中国生産車「1シリーズ」、合計2,026台。
  • 2017年8月3日から2017年11月8日までに生産された一部の中国生産車「2シリーズ」、合計1,175台。
  • 2005年5月31日から2017年11月8日までに生産された一部の中国生産車「3シリーズ」、合計53万8,412台。
  • 2010年1月19日から2017年11月8日までに生産された一部の中国生産車「X1」、合計5万6,883台。

・BMW中国のリコール対象車

  • 一部の輸入車「1シリーズ」、合計8万6,404台。一部の輸入車「2シリーズ」、合計1万2,223台。一部の輸入車「3シリーズ」、合計9万6,148台。一部の輸入車「4シリーズ」、合計1万2,047台。一部の輸入車「5シリーズ」、合計10万1,617台。一部の輸入車「6シリーズ」、合計4,994台。
  • 一部の輸入車「X1」、合計5万7,683台。一部の輸入車「X3」、合計18万1,157台。一部の輸入車「X4」、合計3万1,661台。一部の輸入車「X5」、合計15万2,407台。一部の輸入車「X6」、合計2万3,107台。

・今回リコール対象となった一部の車両は、車両購入後に交換用ステアリングホイールを装着したことで、運転席正面のエアバッグにタカタ製のエアバッグ・インフレータが取り付けられている可能性がある。同インフレータには乾燥剤のない硝酸アンモニウムが使用されており、エアバッグが展開する時にインフレータが破裂し、金属片が飛び散り、乗員に危害を加えるという安全上のリスクがある。華晨BMWとBMW中国は、検査後に欠陥が確認された車両について、運転席正面のエアバッグを無償で交換し、安全上のリスクを解消する。

国家市場監督管理総局の公式サイトに基づく