・10月18日付の国家市場監督管理総局の公式サイトによると、華晨宝馬汽車有限公司(以下、華晨BMW)、宝馬(中国)汽車貿易有限公司(以下、BMW中国)が同局にリコール計画を提出し、2025年3月1日から一部車両のリコールを開始すると発表した。
・華晨BMWのリコール対象車
- 2011年4月22日から2016年8月23日までに生産された一部の中国生産車「3シリーズ」、合計2万1,945台。
- 2011年5月4日から2017年4月14日までに生産された一部の中国生産車「5シリーズ」、合計45万8,486台。
- 2011年1月19日から2015年11月25日までに生産された一部の中国生産車「X1」、合計1万9,108台。
・BMW中国のリコール対象車
- 一部の輸入車「3シリーズ」、合計1万1,851台。一部の輸入車「4シリーズ」、合計4,449台。一部の輸入車「5シリーズ」、合計2万4,390台。
- 一部の輸入車「X1」、合計6,052台。一部の輸入車「X3」、合計3万4,736台。一部の輸入車「X4」、合計3,177台。一部の輸入車「X5」、合計8万5,641台。一部の輸入車「X6」、合計1万5,571台。
- 一部の輸入車「Z4」、合計2,504台。
・今回リコール対象となった車両は、搭載されている400W電動クーラントポンプのプラグ位置や構造設計に問題があり、密封性が不十分で、外部からの液体による侵食の可能性がある。長期間にわたる影響でプラグ内部が腐食または錆びて、内部で短絡が発生する可能性がある。極端な場合は、局所的に過熱する可能性が否定できず、車両火災のリスクが高まり、安全上の懸念が生じる。
・華晨BMWとBMW中国は、リコール対象車両に対し無料で電動クーラントポンプのプラグおよびプラグ接続部を点検し、必要に応じて交換を行う。また、プラグコネクタに保護カバーを追加して安全上のリスクを解消する。
国家市場監督管理総局の公式サイトに基づく