・タイ投資委員会(BOI)と広汽埃安(GAC Aion)は11月6日、バンコク(Bangkok)でAION Sourcing Dayイベントを共同開催したと発表した。このイベントでは、タイの部品メーカーを招き、商談を通じて現地の電気自動車(EV)サプライチェーンへの参加を促し、タイをASEANにおけるEV製造の一大拠点に押し上げることを目指している。
・このイベントは、タイのメーカーから広汽埃安の現地EV生産ライン向けに部品を調達することを目的としており、内装部品、外装部品、電気・電子部品、シャシー部品、車体部品、トラクションモーター部品、バッテリー部品に重点を置いている。
・220社の地元自動車部品メーカーから400人以上が参加し、そのうち74社が広汽埃安との事業契約交渉に選ばれ、部品調達額は合計で22億5,000万バーツ(約101億円)を超える見込みである。
・広汽埃安は7月、ラヨーン(Rayong)県にEV工場を正式に開設した。現在、部品の約47%が現地調達されている。
・BOIは以前、BYD、哪吒汽車(Neta)、MG、長安汽車(Changan)、BMWの5社のEVメーカーと共同でSourcing Dayを開催しており、これまでの部品調達額の総額は450億バーツ(約2,020億円)を超える見込みである。