・スペインのマドリッドに拠点を置くエンジニアリング企業Airtificialは12月2日、同社のインテリジェントロボット部門が大手ティア1サプライヤーと契約を締結したと発表した。米国の電気自動車(EV)メーカーの各モデルに使われる電動ステアリングシステムの組立と試験を行うラインの設計、組立、納入を行う。同ラインはAirtificialのメキシコ・ケレタロ(Queretaro)工場で組み立てられ、納入先OEMの車両生産拡大計画を支援する。
・全長40メートルの組立ラインにはロボットアーム12台を含む先進的なロボット技術を導入し、EVステアリングシステムのモーターコントローラーの組立・試験を行う。ネジ締め、プラズマ洗浄、制御溶接、精密な熱伝導ペースト塗布などを行うラインは、自動化プロセスにより品質が向上し生産時間が25%短縮される。
・Airtificialはケレタロ工場を拠点に北米自由貿易協定(NAFTA)市場向けの生産規模を拡大する。この計画は米国のEVメーカー、ティア1サプライヤー、OEMなど市場の主要プレーヤーの成長予測に基づいている。