・シュコダは6月24日、将来の欧州法規に対応するとともに二酸化炭素排出量を削減するため、持続可能性対策としてリサイクル可能な素材を自動車製品に積極的に使用していると発表した。電気自動車(EV)のSUV「エンヤック(Enyaq)」をベースにした第2弾のIVET Show Car studyでは、標準モデルと比較して2倍以上の再生プラスチックを使用し、これらの取り組みを紹介している。このコンセプトカーでは、リサイクル材の最大限の活用による二酸化炭素排出量の削減を強調している。
・重要な技術革新としては、室内装飾部品にモノマテリアルを採用したことが挙げられる。このモノマテリアルは、すべての層が化学的に同一の材料、主にリサイクルPETボトルから作られているため、完全なリサイクルが可能である。これにより、シートやダッシュボードなどの部品を完全にリサイクルできる。さらに、ホイールアーチカバーやフードロックブラケットなどの部品が再生プラスチックで作られているほか、インテリアドアカバーにはヨーグルトのカップが再利用されている。
・このコンセプトカーには、廃車のバンパーから作られたバンパー、再生食用油から作られたドアシル、再生ゴムから作られたドアシールなど、独自のリサイクルのアイデアが取り入れられている。