自動運転

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2024年04月19日(金)

・VW傘下のソフトウェア会社CARIADの中国法人CARIAD Chinaは4月17日、小鵬汽車(XPeng)、大衆汽車(中国)科技有限公司(Volkswagen (China) Technology Co., Ltd.、以下、VCTC) と提携し、中国向けE/Eアーキテクチャ「China Electrical Architecture: CEA」を開発すると発表した。このパートナーシップは、ソフトウェアに焦点を当てたアプローチを強化し、自動運転と次世代コネクティビティ機能を推進することを目的としている。CEAには、ゾーンコントローラー、集中演算プロセッサー、クラウド接続、VW車への効率的な統合が含まれる。

・中国の安徽省合肥市にあるVCTCは、VW中国における車両の開発および意思決定プロセスのすべてを調整している。2024年末までに3,000人以上の専門家が、新しいインテリジェントコネクテッドカー(ICV)に注力する予定。一方、CARIAD Chinaは、開発期間を最大30%短縮し、イノベーションをより迅速に提供することを目指している。

・CEAの導入により、VWのデジタルアーキテクチャーは現地生産モデル向けに標準化され、当初は中国市場向けの電気自動車(EV)向けプラットフォーム(China Main Platform: CMP)のような現地で開発されたプラットフォーム上の車両がターゲットとなる。上汽VWおよび一汽VWとの協業では、複雑さと制御ユニットの削減を目指し、VWのEV専用プラットフォーム「MEB (Modular Electric Drive Toolkit)」に比べ40%のコスト削減に貢献することを目指す。

Based on CARIAD press release

2024年04月19日(金)

・フランスの自動運転技術のエキスパートであるEasyMileは4月16日、電気自動車(EV)向けハンズフリー充電のパイオニアであるオランダのRocsysとの提携し、自動運転ターミナルトラックと互換性のある充電ソリューションを開発すると発表した。両社は、Rocsysの高度な充電技術とEasyMileの自動運転車(AV)に関する専門知識を組み合わせることで、完全自律型充電ソリューションをEasyMileのAVフリートへ統合し、産業業務の効率と信頼性を高めることを目指している。 

・このコラボレーションは、人間の介入なしに自己充電が可能で、稼働時間と生産性を最大化するために継続的な運転を保証したAVフリートを展開するという、両社のビジョンに沿ったものである。両社は、ソフトロボティクス、AI主導のコンピュータービジョン、データサービスを活用し、ドッキングからフル充電までの自動充電を可能にする。また、スマート予約と配車サービスも提供され、資産の利用と業務効率を最適化する。

Based on EasyMile press release

2024年04月19日(金)

・スペインの合成データソリューションの有力プロバイダーAnyverseは4月16日、ソニーセミコンダクターソリューションズ(以下、ソニー)との技術提携を発表した。ソニーのイメージセンサーモデルをAnyverseの合成データプラットフォームに組み込む。この提携はADAS、自動運転などの技術開発を推進する上で重要なマイルストーンとなる。 

・ソニーのイメージセンサーモデルをAnyverseのプラットフォームに組み込むことで開発者は実装前にセンサー構成を評価してモデル性能を改善でき、認識システムの設計や検証サイクルに革命がもたらされる。 

・今回の提携によりソニーのイメージセンサーモデルによって強化された高精度の合成データと物理ベースのセンサーシミュレーションの生成が保証される。これにより業界における実データ収集作業の軽減、市場投入時間の短縮、物理試験コストの最小化を図ることができる。 

Based on Anyverse press release

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