自動運転

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2024年09月13日(金)

・自動運転とモビリティサービスを手掛けるWeRide (文遠知行)は9月10日、広東省珠海市にある横琴粤澳深度合作区(Guangdong-Macao In-Depth Cooperation Zone in Hengqin)の城市規劃建設局、珠海大横琴科技発展有限公司と共同で、横琴自動運転コネクテッドカー商業運行実証プロジェクトを始動し、自動運転小型バスの有料運行サービスを開始すると発表した。横琴粤澳深度合作区では初の自動運転小型バス商業運行となる。

・また、WeRideは同区で、運転手席にセーフティードライバーがおらず、車内にステアリングホイールがない自動運転小型バスを使用した、リモート操作の程度の高い自動運転テストの許可も取得した。これにより無人運転車の商業運行の実現にむけた基礎固めをする計画。

・横琴粤澳深度合作区は珠江口西岸に位置し、マカオに隣接する。マカオからの距離は最も近い場所でわずか187メートルと、マカオと内地をつなぐ重要なハブとなっている。今回許可を取得した商業運行有料サービスは、WeRideが中国の華南地区で展開する2番目の自動運転小型バスによる有料運行プロジェクトである。2023年12月30日、WeRideは広州巴士集団とともに広州市で中国初の自動運転小型バス有料運行サービスを開始し、現在10路線で運行している。

WeRide (文遠知行)のWeChat公式アカウントに基づく

2024年09月13日(金)

・ボルボ・カー傘下の自動運転ソフトウェア開発子会社Zenseactは9月5日、ボルボ・カーと共同で自動車安全ソフトウェア開発においてAI活用を促進するためNVIDIAの技術を導入した北欧最大級のデータセンターをスウェーデンに設置した。

・Zenseactは安全な自動化を進めるために最新のNVIDIA DGXシステムを導入する。AIを搭載する次世代車両の訓練に必要な大量データを処理するには、データセンターレベルの演算能力とインフラが必要で、このシステムは実データを使用した新たな訓練用合成データセットの生成に不可欠である。新データセンターは自動化ソフトウェア開発のさまざまな側面もサポートし、時間のかかるデータ注釈付けプロセスをより効率的にする。

Based on Zenseact press release

2024年09月13日(金)

Mobileye Vision Technologiesは、高度自動運転システムに使用する次世代の周波数変調連続波(FMCW)LiDARの社内開発を終了することを決定した。

・LiDARの研究開発部門は2024年までに閉鎖され、約100人の従業員に影響が及ぶ。同部門の2024年の事業費用は約6,000万ドルと見積もられている。

・Mobileyeにとって、次世代のFMCW LiDARの可用性は、アイズオフシステムのロードマップにとってそれほど重要ではなくなった。この決定は、EyeQ6ベースのコンピュータビジョン認識の大幅な進歩、自社開発のイメージングレーダーの性能の明確化、サードパーティの飛行時間型ライダーユニットの予想を上回る継続的なコスト削減など、さまざまな要因に基づいている。

・この変更は、Mobileyeの顧客向け製品プログラムや製品開発全般には影響しないという。同社は、2025年に生産を開始するイメージングレーダーの自社開発を戦略的優先事項と考え、注力している。

(2024年9月9日付プレスリリースより)

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