・VW傘下のソフトウェア会社CARIADの中国法人CARIAD Chinaは4月17日、小鵬汽車(XPeng)、大衆汽車(中国)科技有限公司(Volkswagen (China) Technology Co., Ltd.、以下、VCTC) と提携し、中国向けE/Eアーキテクチャ「China Electrical Architecture: CEA」を開発すると発表した。このパートナーシップは、ソフトウェアに焦点を当てたアプローチを強化し、自動運転と次世代コネクティビティ機能を推進することを目的としている。CEAには、ゾーンコントローラー、集中演算プロセッサー、クラウド接続、VW車への効率的な統合が含まれる。
・中国の安徽省合肥市にあるVCTCは、VW中国における車両の開発および意思決定プロセスのすべてを調整している。2024年末までに3,000人以上の専門家が、新しいインテリジェントコネクテッドカー(ICV)に注力する予定。一方、CARIAD Chinaは、開発期間を最大30%短縮し、イノベーションをより迅速に提供することを目指している。
・CEAの導入により、VWのデジタルアーキテクチャーは現地生産モデル向けに標準化され、当初は中国市場向けの電気自動車(EV)向けプラットフォーム(China Main Platform: CMP)のような現地で開発されたプラットフォーム上の車両がターゲットとなる。上汽VWおよび一汽VWとの協業では、複雑さと制御ユニットの削減を目指し、VWのEV専用プラットフォーム「MEB (Modular Electric Drive Toolkit)」に比べ40%のコスト削減に貢献することを目指す。