・自動運転とモビリティサービスを手掛けるWeRide (文遠知行)は9月10日、広東省珠海市にある横琴粤澳深度合作区(Guangdong-Macao In-Depth Cooperation Zone in Hengqin)の城市規劃建設局、珠海大横琴科技発展有限公司と共同で、横琴自動運転コネクテッドカー商業運行実証プロジェクトを始動し、自動運転小型バスの有料運行サービスを開始すると発表した。横琴粤澳深度合作区では初の自動運転小型バス商業運行となる。
・また、WeRideは同区で、運転手席にセーフティードライバーがおらず、車内にステアリングホイールがない自動運転小型バスを使用した、リモート操作の程度の高い自動運転テストの許可も取得した。これにより無人運転車の商業運行の実現にむけた基礎固めをする計画。
・横琴粤澳深度合作区は珠江口西岸に位置し、マカオに隣接する。マカオからの距離は最も近い場所でわずか187メートルと、マカオと内地をつなぐ重要なハブとなっている。今回許可を取得した商業運行有料サービスは、WeRideが中国の華南地区で展開する2番目の自動運転小型バスによる有料運行プロジェクトである。2023年12月30日、WeRideは広州巴士集団とともに広州市で中国初の自動運転小型バス有料運行サービスを開始し、現在10路線で運行している。