・8月8日付のフィリピン現地メディアの報道によると、フィリピン経済特区庁(PEZA)は、最新の投資承認額が約970億ペソ(約2,479億円)であると明らかにした。従って、2023年の保守的な投資承認目標である1,600億ペソ(約4,088億円)の達成は、確実なものとなった。同庁は、今年の投資承認額は目標を上回り、3,000億ペソ(約7,666億円)に達する可能性もあると付け加えた。これは、2022年に記録した1,047億ペソ(約2,675億円)の2倍以上である。
・PEZAは、Aboitiz InfraCapital (AIC) Economic EstatesおよびPhilippine Trade & Investment Centersと共催で、7月16日から22日まで戦略的対日ミッションを開催した。
・PEZAによると、金型・樹脂成形品メーカーのオービー工業株式会社(OB Kogyo)は、今後3年間でフィリピン工場に300万ドルを再投資し、現地の製造能力を強化する意向を表明したという。
・同様に、高性能希土類磁石の生産と研究で業界をリードする信越化学工業株式会社(ShinEtsu)は、世界の自動車エレクトロニクス分野の成長に応じて事業を拡張する計画があると通知したという。
・以前PEZAは、2023年に向けた3つの大口日本投資を承認した。その企業は、Green Energy with Torrefaction Technology、Asian Transmission Corporation (ATC:三菱自動車工業の子会社)、およびPricon Microelectronicsである。この3つのプロジェクトは、合計205億9,100万ペソ(約526億円)の投資をもたらし、1,973人の直接雇用が見込まれている。
(From an article of Philstar on August 8, 2023)