・Continentalは、欧州およびアジアの自動車メーカー向けに、サーバーベースの車両アーキテクチャの重要なコンポーネントとしてゾーンコントロールユニット(ZCU)を導入したことを発表した。現在、世界の自動車メーカーから複数のZCUを受注している。
・ZCUは、ソフトウェア定義車両におけるサーバーベースの電気電子 (E/E) アーキテクチャの中間層を形成する。コンポーネントの電源を統合し、ハードウェアとソフトウェアの分離をサポートする。これにより、特定の車両ゾーン内の電子コンポーネント間の通信が合理化され、データフローが最適化され、複雑さが軽減される。軽量化にも貢献し、CO2排出量削減につながる。ZCUはセンサー、アクチュエーター、高性能コンピューター間の通信をリンクし、ドメイン間の円滑な相互作用を保証し、車両の無線ソフトウェアアップデートをサポートする。
・ZCUは強力なイーサネットリンクを介して高性能コンピューターに接続され、ハードウェアとソフトウェアの分離、最適なサイバーセキュリティとアップデート機能などをサポートする。制御、リアルタイム機能、信号からサービスへの変換、通信管理、分散型エネルギー供給などのタスクを担う。
・さらに、ZCUは周辺ECUに電源を供給するだけでなく、最大40 Aの電気保護を提供する。機能安全要件に加え、他の車両でソフトウェアコンポーネンツを再利用するためのSafety Element Out of Context (SEooC)のルールをサポートする。また、将来の48V電気システム向けのソリューションも提供する。