コストダウン/ 軽量化

 ニュース
2024年04月23日(火)

Continentalは、欧州およびアジアの自動車メーカー向けに、サーバーベースの車両アーキテクチャの重要なコンポーネントとしてゾーンコントロールユニット(ZCU)を導入したことを発表した。現在、世界の自動車メーカーから複数のZCUを受注している。

・ZCUは、ソフトウェア定義車両におけるサーバーベースの電気電子 (E/E) アーキテクチャの中間層を形成する。コンポーネントの電源を統合し、ハードウェアとソフトウェアの分離をサポートする。これにより、特定の車両ゾーン内の電子コンポーネント間の通信が合理化され、データフローが最適化され、複雑さが軽減される。軽量化にも貢献し、CO2排出量削減につながる。ZCUはセンサー、アクチュエーター、高性能コンピューター間の通信をリンクし、ドメイン間の円滑な相互作用を保証し、車両の無線ソフトウェアアップデートをサポートする。

・ZCUは強力なイーサネットリンクを介して高性能コンピューターに接続され、ハードウェアとソフトウェアの分離、最適なサイバーセキュリティとアップデート機能などをサポートする。制御、リアルタイム機能、信号からサービスへの変換、通信管理、分散型エネルギー供給などのタスクを担う。

・さらに、ZCUは周辺ECUに電源を供給するだけでなく、最大40 Aの電気保護を提供する。機能安全要件に加え、他の車両でソフトウェアコンポーネンツを再利用するためのSafety Element Out of Context (SEooC)のルールをサポートする。また、将来の48V電気システム向けのソリューションも提供する。

(2024年4月18日付プレスリリースより)

2024年04月19日(金)

・現代自動車グループは4月18日、炭素繊維と複合材料技術を手掛ける東レと、未来のモビリティ向け新素材の開発で戦略的提携に合意したと発表した。

・今回のパートナーシップは、将来のモビリティ戦略において重要な役割が期待されている。具体的には、環境にやさしい高性能車両向けの軽量かつ高強度材料の確保を目指す。共同研究開発分野には、EVのバッテリーやモーターの性能を向上させるための軽量化新素材である炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の開発が含まれる。現代自グループは、電動化やSDV(Software-Defined Vehicle)に加え、材料技術の進展を図るため総合的なアプローチを採用するという。

(Hyundai press release on April 18, 2024)

2024年04月18日(木)

億緯鋰能[EVE Energy Co., Ltd.]傘下の億緯動力[EVE Power Co.,Ltd.]は、2024年ニューヨークモーターショー(New York International Auto Show)に出展したと発表した。

・同社は、BMW、Rimacなどの自動車メーカーから受注している円筒形バッテリーのほか、12V分野ではSIMBAシリーズを出展した。SIMBAシリーズは高/低温、サイクル寿命、軽量化などで優れた性能を発揮する、鉛蓄電池を代用できるもので、すでにGMから受注しているという。

・さらに同社は三元系電池、リン酸鉄リチウムイオン電池、リン酸マンガン鉄リチウム電池などさまざまな角形電池シリーズも紹介した。

(2024年4月12日付億緯鋰能のWechat公式アカウントより)