日産、販売不振を理由にメキシコの2工場で1,000名を一時解雇
・Mexico-Nowは12月20日、日産からの発表にをベースに、同社がメキシコのアグアスカリエンテス(Aguascalientes)第1、第2工場とクエルナバカ(Cuernavaca)工場でライン従業員を対象に1,000名を一時解雇すると報じた。
・一時解雇は1月から始まるが、日産は工場別の人数内訳や減産規模については公表していない。
・2018年の1月~11月までのメキシコでの累積販売台数は、対前年比14.3%減の28万2,432台、生産台数は9%減の71万7,108台。
・一方、米国での同期間の累積販売台数は、対前年比では7.6%減に止まっているが、サブコンパクトセダンの「ヴァーサ(Versa)」などのメキシコ生産車に限ると減少率は30%以上に拡大する。
・現在アグアスカリエンテスには3つの工場が稼働しているが、内2つが日産専用で、残りのひとつがダイムラーとの合弁の形態をとっている。今回の一時解雇の対象はサブコンパクトハッチバックの「マーチ(March)」、「ヴァーサ」、コンパクトセダンの「セントラ(Sentra)」を生産する日産専用のアグアスカリエンテス工場と中型ピックアップの「NP300フロンティア(NP300 Frontier)」とルノーの派生車を生産するクエルナバカ工場となっている。
(Mexico-Now article on December 20, 2018)