CR-V (Honda)

 ニュース
2024年04月23日(火)

・4月22日付の北米の複数メディアは、ホンダがカナダ政府とオンタリオ州における電気自動車(EV)と関連部品の生産について合意が近いと報道した。

・ホンダは同州で正極活物質の加工、EVバッテリーの生産、EVの組立などを計画しており、具体的な合意内容は1週間以内に公表される模様。

・カナダ政府が費用の一部を補助する予定で、クリーン技術分野の投資税額控除(ITC)が適用されると、設備費用額の30%が還付されるという。

・カナダのフリーランド財務相が先週発表した予算案には、EVメーカーがカナダにサプライチェーンの大部分を構築する場合、EV工場建設費用の10%を還付する新しい税額控除も加えられた。

・ホンダは現在、オンタリオ州アリストン(Alliston)工場で「シビック(Civic)」と「CR-V」を生産している。

(multiple sources on April 22, 2024)

2024年04月18日(木)

・米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は4月15日、ホンダの自動緊急ブレーキ(AEB)の不具合に関する調査を(リコールの要請に必要な)エンジニアリング分析に格上げすると発表した。調査対象も299万7,604台に拡大した。

・NHTSAは2022年2月に、進路上に明らかな障害物がないのにも関わらず、AEBが作動したという報告を受け、2017-2019年型の「CR-V」、2018-2019年型の「アコード(Accord)」の合計約170万台を対象に、予備的評価を開始していた。

・今回、調査対象が2020-2022年型の「CR-V」と「アコード(Accord)」にも拡大された。

・NHTSAはAEBの誤作動について、2,876件の消費者からの苦情ならびに関連車両による負傷事故93件及び衝突事故47件の報告を受けたと発表。

・衝突軽減ブレーキ(CMBS)と呼ばれるホンダのAEBは、レーダーとカメラが路面状況を検知し、衝突回避が困難な状況になった場合に強いブレーキがかかるというもので、ブレーキの作動前には警告表示およびブザーによる警報が行われる。

(U.S. NHTSA release and other sources on April 15, 2024)

2024年04月17日(水)

・米国運輸安全委員会(NTSB)は、2024年2月にテキサス州で起きた死亡事故に巻き込まれた2022年型フォード「マスタングマッハE (Mustang Mach-E)」の運転手が、事故前に同社の部分自動運転支援システムBlueCruiseを使用していたと報告した。4月11日のデトロイトニュースが報じた。

・この事故は、NTSBとNHTSA(米国運輸省道路交通安全局)が調査している「マスタングマッハE」が関与した最近の2件の死亡事故のうちの1件である。

・NTSBは勧告することしかできないが、NHTSAは安全上の問題に対してリコールを求めるなどの措置を取る権限を持つ。

・テキサス州の事故は2月24日午後9時50分ごろ、サンアントニオ(San Antonio)の州間高速道路10号線で発生した。「マスタングマッハE」が3車線の真ん中に停車していた1999年型ホンダ「CR-V」の後部に衝突し、「CR-V」の56歳の運転手が死亡した。

・もう一つの事故は、3月3日午前3時20分ごろ、ペンシルベニア州フィラデルフィアの州間高速道路95号線で「マスタングマッハE」が左車線を走行中、停車中の現代自動車「エラントラ(Elantra)」に追突した。「エラントラ」はその前にトヨタの「プリウス(Prius)」と衝突し、車外に立っていた運転手2人がそれぞれ死亡した。

・フォードのBlueCruiseシステムは、高速道路でのステアリング、ブレーキ、アクセルなどの操作時に、運転手がハンドルから手を離すことができるハンズフリー運転を実現するもので、運転手が道路に注意を払うようにモニタリングを行う。

(Detroit News article on April 11, 2024)