三ツ星ベルト株式会社 2009年3月期の動向
ハイライト
業績 | (単位:百万円) |
2009年 3月期 |
2008年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 53,867 | 58,221 | (7.5) | -2007年秋以降の急激な需要減少に加え、第3四半期までの原材料価格高、急激な円高による為替差損の計上。 |
営業利益 | 2,480 | 3,891 | (36.3) | |
経常利益 | 2,132 | 3,192 | (33.2) | |
当期純利益 | 182 | 1,412 | (87.1) | - |
ベルト事業 | ||||
売上高 | 45,664 | 49,824 | (8.3) | -自動車用ベルトは、海外で生産工場の能力増強などにより、第3四半期までは好調に推移。現地通貨では前連結会計年度と比べ増加したが、円高による為替差損により減少。 |
営業利益 | 4,271 | 6,345 | (32.7) | -第3四半期までの原材料高。 |
開発動向
研究開発費 | (単位:百万円) |
2009年3月期 | 2008年3月期 | 2007年3月期 | |
全社 | 2,189 | 2,211 | 2,731 |
ベルト事業 |
1,411 | 1,465 | 1,572 |
研究開発体制
-研究開発本部、各事業部の設計・開発部門ならびに各子会社の開発部門との連携により推進。
-大学や研究機関との共同研究、並びに他社との共同開発を密接な連携・協力のもとに推進し、先進技術の研究開発を進めている。
研究開発活動
ベルト事業
-オートテンショナーの採用拡大
-高度な材料設計と構造設計からなる発音対策リブベルト
-高負荷・高位置決め精度に対応した高剛性タイミングベルトシリーズ
-エンジン設計の自由度を拡張するラバーバックリブベルト
-環境負荷物質を極力低減した環境対応タイミングベルト
-環境対応フラットベルト
設備投資
設備投資額 | (単位:百万円) |
2009年3月期 | 2008年3月期 | 2007年3月期 | |
全社 | 4,507 | 2,996 | 5,524 |
ベルト事業 |
4,241 | 2,671 | 4,738 |
ベルト事業
-四国工場の建屋及びベルト製造設備に515百万円。
-名古屋工場のベルト製造設備に102百万円。
-綾部事業所の試験研究設備に145百万円。
-海外工場のベルト製造設備増強に507百万円。
国内投資
-四国工場のリニューアル工事で工場の第1棟が完成したことから、竣工式を行うと発表。同社では、生産拠点の増強と再整備計画の一環として、2008年3月からリニューアル工事を進めてきた。この工事により新築する工場3棟のうち、第1棟が完成。第1棟には、三ツ星ベルト技研綾部生産システム開発センターで開発した最新鋭の生産設備を導入する。第3棟までの工事期間は2010年12月までとし、総額で50億円の設備投資を見込む。(2008年10月11日付日刊自動車新聞より)
設備の新設計画(抜粋)(2009年3月現在)
会社名 事業所名 (所在地) |
部門 | 設備の内容、目的等 | 投資予定 総額 (百万円) |
着手 | 完了 予定 |
四国工場 (香川県さぬき市) |
ベルト | ベルト製造設備の充実 | 390 | 2008年 6月 |
2009年 6月 |
ベルト | 工場内環境整備 | 165 | 2008年 6月 |
2009年 6月 |
|
ベルト | 工場内環境整備 | 860 | 2008年 12月 |
2010年 8月 |
|
綾部事業所 (京都府綾部市) |
ベルト | 伝導製品等の生産システム開発 | 650 | 2009年 7月 |
2010年 3月 |
ベルト | 工場内環境整備 | 145 | 2009年 6月 |
2010年 1月 |
|
ベルト | 試験研究設備の充実 | 52 | 2009年 6月 |
2010年 1月 |
|
Mitsuboshi Overseas Headquarters Private Limited 本社工場 (シンガポール) |
ベルト | ベルト製造設備の充実 | 111 | 2008年 7月 |
2009年 6月 |
P.T. Mitsuboshi Belting Indonesia 本社工場 (インドネシア) |
ベルト | 精練設備の充実 | 53 | 2008年 5月 |
2009年 11月 |